船井総研HD Research Memo(2):2010年から現高嶋社長のもとコンサル事業及び周辺事業強化、成長加速へ
[17/06/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
1. 会社概要と沿革
船井総研ホールディングス<9757>は、1970年に企業経営の総合診断を主業務として舩井幸雄(ふないゆきお)氏により設立された。創業者のカリスマ性、著書のヒット、流通業を中心とした中小企業経営者の会員組織化などが奏功し順調に業績を伸ばし、1988年にはコンサルティング業界で初めて株式を上場する(大証2部特別指定銘柄)。1990年代より2代目社長にバトンタッチされ、顧客も流通業主体からサービス業主体にシフトした。2010年に就任した4代目の現高嶋社長の体制下では、経営コンサルティング事業の強化及びコンサルティング周辺領域への事業領域の拡大が行われている。2014年には持株会社体制に移行し、更なる成長に向けグループ経営体制が強化される。傘下にロジスティクスやIT、コンタクトセンターコンサルティングなどの子会社6社、従業員873名(2016年12月末時点)の企業グループである。中小・中堅企業向け経営コンサルティング業界の草分けであり、シェアおよび実績で圧倒的な存在である。
2. 事業内容
「経営コンサルティング事業」が中核であり、売上高の86.1%(2017年12月期第1四半期)、営業利益の91.7%(同)を占める。「住宅・不動産」、「医療・介護・福祉」「士業」などを始めとする主要16業界、合計100を超える業種の中小企業に向けた「月次支援コンサルティング」が中心となる。この他に「プロジェクトコンサルティング」、「経営研究会会費」、「公開型セミナー」、「商品」などがある。
「ロジスティクス事業」はコンサルティング周辺事業へ進出する戦略の中で2014年12月期より船井総研ロジ(株)が傘下に入った。売上高の10.0%(同)、営業利益の4.8%(同)を占めており、利益率の向上が著しい。
「その他事業」は主にITコンサルティング事業を営む(株)船井総研ITソリューションズやコンタクトセンターコンサルティング事業を営む(株)プロシードの業績である。売上高の3.9%(同)、営業利益の3.5%(同)を占めている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
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1. 会社概要と沿革
船井総研ホールディングス<9757>は、1970年に企業経営の総合診断を主業務として舩井幸雄(ふないゆきお)氏により設立された。創業者のカリスマ性、著書のヒット、流通業を中心とした中小企業経営者の会員組織化などが奏功し順調に業績を伸ばし、1988年にはコンサルティング業界で初めて株式を上場する(大証2部特別指定銘柄)。1990年代より2代目社長にバトンタッチされ、顧客も流通業主体からサービス業主体にシフトした。2010年に就任した4代目の現高嶋社長の体制下では、経営コンサルティング事業の強化及びコンサルティング周辺領域への事業領域の拡大が行われている。2014年には持株会社体制に移行し、更なる成長に向けグループ経営体制が強化される。傘下にロジスティクスやIT、コンタクトセンターコンサルティングなどの子会社6社、従業員873名(2016年12月末時点)の企業グループである。中小・中堅企業向け経営コンサルティング業界の草分けであり、シェアおよび実績で圧倒的な存在である。
2. 事業内容
「経営コンサルティング事業」が中核であり、売上高の86.1%(2017年12月期第1四半期)、営業利益の91.7%(同)を占める。「住宅・不動産」、「医療・介護・福祉」「士業」などを始めとする主要16業界、合計100を超える業種の中小企業に向けた「月次支援コンサルティング」が中心となる。この他に「プロジェクトコンサルティング」、「経営研究会会費」、「公開型セミナー」、「商品」などがある。
「ロジスティクス事業」はコンサルティング周辺事業へ進出する戦略の中で2014年12月期より船井総研ロジ(株)が傘下に入った。売上高の10.0%(同)、営業利益の4.8%(同)を占めており、利益率の向上が著しい。
「その他事業」は主にITコンサルティング事業を営む(株)船井総研ITソリューションズやコンタクトセンターコンサルティング事業を営む(株)プロシードの業績である。売上高の3.9%(同)、営業利益の3.5%(同)を占めている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
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