ミロク情報 Research Memo(3):企業向けERPシステムの販売が好調、過去最高業績の更新続く
[17/06/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
1. 2017年3月期の業績概要
ミロク情報サービス<9928>の2017年3月期の連結業績は、売上高が前期比11.0%増の26,225百万円、営業利益が同35.0%増の4,103百万円、経常利益が同30.7%増の4,010百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同37.3%増の2,616百万円と2ケタ増収増益となった。売上高は6期連続増収、過去最高の売上高を更新し、全ての利益項目において6期連続で過去最高益を達成した。また、期初会社計画比でも売上高、利益ともに若干上回って着地している。
成長戦略として取り組んできた「顧客基盤とサービス収入の拡大」並びに「受注残高を意識した経営目標管理の徹底」による効果が続いており、直近第4四半期(2017年1月-3月)の業績を見ても、売上高で前年同期比13.0%増、営業利益で同15.6%増と好調が続いている。企業向けERP製品の売上増と新規顧客開拓等によるサービス収入の伸長が増収要因となった。また、システム導入契約売上高の受注残についても、2017年3月期末で6.06ヶ月(期首比で0.74ヶ月増)と積み上がっており、旺盛な引き合いが続いていることがうかがえる。
売上総利益率は収益性の高いソフトウェアやサービス収入の構成比が上昇したことにより、前期比1.2ポイント改善した。また、人件費の増加を主因に販管費は同7.5%増加したが、増収効果により販管費率は同1.6ポイント低下した。この結果、営業利益率は同2.7ポイント上昇の15.6%となり、3期連続で上昇した。
会社計画比では売上高が0.9%上回り、営業利益は当初想定よりも販管費を抑制できたことで4.4%上回った。ただ、営業外収支で持分法による投資損失138百万円を計上(前期は8百万円の損失)したことにより、経常利益は計画比0.3%増と若干の上振れにとどまった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<TN>
1. 2017年3月期の業績概要
ミロク情報サービス<9928>の2017年3月期の連結業績は、売上高が前期比11.0%増の26,225百万円、営業利益が同35.0%増の4,103百万円、経常利益が同30.7%増の4,010百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同37.3%増の2,616百万円と2ケタ増収増益となった。売上高は6期連続増収、過去最高の売上高を更新し、全ての利益項目において6期連続で過去最高益を達成した。また、期初会社計画比でも売上高、利益ともに若干上回って着地している。
成長戦略として取り組んできた「顧客基盤とサービス収入の拡大」並びに「受注残高を意識した経営目標管理の徹底」による効果が続いており、直近第4四半期(2017年1月-3月)の業績を見ても、売上高で前年同期比13.0%増、営業利益で同15.6%増と好調が続いている。企業向けERP製品の売上増と新規顧客開拓等によるサービス収入の伸長が増収要因となった。また、システム導入契約売上高の受注残についても、2017年3月期末で6.06ヶ月(期首比で0.74ヶ月増)と積み上がっており、旺盛な引き合いが続いていることがうかがえる。
売上総利益率は収益性の高いソフトウェアやサービス収入の構成比が上昇したことにより、前期比1.2ポイント改善した。また、人件費の増加を主因に販管費は同7.5%増加したが、増収効果により販管費率は同1.6ポイント低下した。この結果、営業利益率は同2.7ポイント上昇の15.6%となり、3期連続で上昇した。
会社計画比では売上高が0.9%上回り、営業利益は当初想定よりも販管費を抑制できたことで4.4%上回った。ただ、営業外収支で持分法による投資損失138百万円を計上(前期は8百万円の損失)したことにより、経常利益は計画比0.3%増と若干の上振れにとどまった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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