ミロク情報 Research Memo(5):財務の健全性は高く、自己株式取得により資本効率も向上
[17/06/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
3. 財務状況と経営指標
2017年3月期末の財務状況について見ると、資産合計は前期末比1,941百万円増加の21,823百万円となった。流動資産では、収益の拡大に伴い現金及び預金が811百万円、売上債権等が537百万円増加した。また、固定資産では次世代ERPシステムの開発等に伴いソフトウェア仮勘定が569百万円増加した。
負債合計は前期末比1,136百万円増加の6,959百万円となった。有利子負債が長短合わせて225百万円増加したほか、未払法人税等が489百万円、仕入債務等が103百万円増加した。また、純資産合計については前期末比805百万円増加の14,864百万円となった。利益剰余金が1,992百万円増加した一方で、自己株式の取得(582千株)で982百万円の減少要因となっている。
ミロク情報サービス<9928>の財務内容は、ここ数年収益拡大とともに大幅に改善してきた。2017年3月期末の自己資本比率は67.9%と前期末から若干低下したものの、これは資本効率の向上を目的とした自己株式の取得が要因となっている。ネットキャッシュは収益増に伴って前期比585百万円増となっており、財務の健全性を維持しながら資本効率の向上を進めていることがうかがえる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<TN>
3. 財務状況と経営指標
2017年3月期末の財務状況について見ると、資産合計は前期末比1,941百万円増加の21,823百万円となった。流動資産では、収益の拡大に伴い現金及び預金が811百万円、売上債権等が537百万円増加した。また、固定資産では次世代ERPシステムの開発等に伴いソフトウェア仮勘定が569百万円増加した。
負債合計は前期末比1,136百万円増加の6,959百万円となった。有利子負債が長短合わせて225百万円増加したほか、未払法人税等が489百万円、仕入債務等が103百万円増加した。また、純資産合計については前期末比805百万円増加の14,864百万円となった。利益剰余金が1,992百万円増加した一方で、自己株式の取得(582千株)で982百万円の減少要因となっている。
ミロク情報サービス<9928>の財務内容は、ここ数年収益拡大とともに大幅に改善してきた。2017年3月期末の自己資本比率は67.9%と前期末から若干低下したものの、これは資本効率の向上を目的とした自己株式の取得が要因となっている。ネットキャッシュは収益増に伴って前期比585百万円増となっており、財務の健全性を維持しながら資本効率の向上を進めていることがうかがえる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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