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日本ライフL Research Memo(5):循環器疾患に特化した製商品構成

注目トピックス 日本株
■会社概要

4. セグメント別売上高の概要
日本ライフライン<7575>の事業領域は、リズムディバイス、EP/アブレーション、外科関連、インターベンション、その他の5つに大別される。

リズムディバイスでは、不整脈治療用の体内植込み型機器を扱っている。主な商品は心臓ペースメーカー、ICD(植込み型除細動器)、CRT-D(除細動機能付き両心室ペースメーカー)など電気刺激によって心臓の動きを正常に保つ植込み型機器のほか、AED(自動体外式除細動器)も扱っている。なお、この品目区分は全て仕入商品である。

EP/アブレーションでは、不整脈検査・治療用のディスポーザブル式の電極付きカテーテルを取り扱っている。主な自社製品は心臓内で電位を測定するEPカテーテルや異常な電気刺激経路を焼き切るアブレーションカテーテル、オンリーワン製品の心腔内除細動カテーテル及び食道温モニタリングカテーテルなどである。また仕入商品としてはオンリーワン商品の心房中隔穿刺針がある。なお、カテーテルとは、中空の柔らかく細い管であり、皮膚の表面から血管に挿入して治療を行う医療機器を広く指す。

外科関連では、機能を喪失した血管や心臓の弁を人工の臓器に置き換えて治療する外科手術用の医療機器を扱っている。主な自社製品は人工血管、オープンステントグラフトであり、これらはいずれもJUNKEN MEDICAL社で製造している。また主な仕入商品は、胸部・腹部用ステントグラフト、人工心臓弁、人工弁輪などである。ステントグラフトとは、人工血管と同じく大動脈瘤の治療に用いられる医療機器であるが、開胸手術を行う人工血管に対し、ステントグラフトはステントといわれるバネ状の金属の筒を縫い付けた人工血管を、カテーテルに収縮した状態で治療部位まで挿入し、バネの力で血管に押し付けて固定することで治療する医療機器である。

インターベンションでは、主に心筋梗塞や狭心症などを治療するための医療機器を扱っている。主な自社製品は心筋梗塞などの際に血管(冠動脈)のつまりを治療するガイドワイヤー及びバルーンカテーテルである。また主な仕入商品は同じく心筋梗塞等の治療を補助する貫通用カテーテルや、先天性の構造的心疾患を治療する際に用いる心房中隔欠損閉鎖器具などである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)



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