エバラ食品工業 Research Memo(2):変化する食文化のニーズにうまく応えてきた歴史
[17/06/30]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■会社概要と事業内容
1. 会社概要
言わずと知れた「黄金の味」「焼肉のたれ」「すき焼のたれ」などの調味料の製造販売を行っている食品会社。社名とともに、テレビCMなどでお馴染みのフレーズが浮かぶほど国内の一般家庭での認知度は高い。
エバラ食品工業<2819>は1958年設立で、当初は業務用のソースやケチャップなどの製造販売からスタートした。戦後に徐々に外食の焼肉店が登場し始め、1960年代後半には高度経済成長とともに焼肉店が増加した。食文化が急速に肉類主体に移行する時を逃がさず同社の創業者である森村國夫(もりむらくにお)氏は、焼肉を家庭で美味しく食べるための新しい調味料であるしょうゆベースの「焼肉のたれ」を開発。1968年に発売開始すると、瞬く間にヒット商品となった。1969年に「すき焼のたれ」を販売開始、1970年には「焼肉のたれ」のテレビCMをスタートしている。その後も変化する食生活のニーズに応えるべくフルーツベースの焼肉のたれである「黄金の味」を1978年に上市、テレビCMを全国一斉放送するなど広告宣伝を積極的に行い、急速に認知度を上げていった。1991年には、野菜をおいしく食べる「浅漬けの素」を発売開始し、同社の展開分野を肉類以外に拡大するのに成功した。近年では、小容量・個食ニーズに対応した「プチッと鍋」に代表されるポーション調味料なども販売、商品ラインアップを拡げている。
現在は、創立60周年を迎える2019年3月期に向けて、次の食生活のニーズの変化に応えるべく、国内の安定的収益と海外での成長基盤の確保を目的とした経営ビジョン「Evolution 60」を実行中。
(執筆:フィスコアナリスト)
<TN>
1. 会社概要
言わずと知れた「黄金の味」「焼肉のたれ」「すき焼のたれ」などの調味料の製造販売を行っている食品会社。社名とともに、テレビCMなどでお馴染みのフレーズが浮かぶほど国内の一般家庭での認知度は高い。
エバラ食品工業<2819>は1958年設立で、当初は業務用のソースやケチャップなどの製造販売からスタートした。戦後に徐々に外食の焼肉店が登場し始め、1960年代後半には高度経済成長とともに焼肉店が増加した。食文化が急速に肉類主体に移行する時を逃がさず同社の創業者である森村國夫(もりむらくにお)氏は、焼肉を家庭で美味しく食べるための新しい調味料であるしょうゆベースの「焼肉のたれ」を開発。1968年に発売開始すると、瞬く間にヒット商品となった。1969年に「すき焼のたれ」を販売開始、1970年には「焼肉のたれ」のテレビCMをスタートしている。その後も変化する食生活のニーズに応えるべくフルーツベースの焼肉のたれである「黄金の味」を1978年に上市、テレビCMを全国一斉放送するなど広告宣伝を積極的に行い、急速に認知度を上げていった。1991年には、野菜をおいしく食べる「浅漬けの素」を発売開始し、同社の展開分野を肉類以外に拡大するのに成功した。近年では、小容量・個食ニーズに対応した「プチッと鍋」に代表されるポーション調味料なども販売、商品ラインアップを拡げている。
現在は、創立60周年を迎える2019年3月期に向けて、次の食生活のニーズの変化に応えるべく、国内の安定的収益と海外での成長基盤の確保を目的とした経営ビジョン「Evolution 60」を実行中。
(執筆:フィスコアナリスト)
<TN>