【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家元・社長:国民健康保険の再配分ルール策定で注目を集めるデータHRに注目
[17/06/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家元・社長氏(ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2017年6月28日15時に執筆
28日付の日経新聞の朝刊1面で、医療費削減に関する報道がありました。
国保、医療費削減なら公費を重点配分 都道府県に、来年度から新ルール
厚生労働省と都道府県は自営業者などが加入する国民健康保険について公費の新たな配分ルールを固めた。国保の運営主体を来年度から都道府県に移すのにあわせ、医療費削減で成果を上げた自治体に公費を重点配分する仕組みをつくる。都道府県が自発的に医療費抑制に取り組むよう促す。
出典:日経新聞 2017年6月28日 朝刊1面
2015年度の医療費は41.5兆円となっており、毎年約1兆円のペースで医療費は増加していっています。今後、超高齢化社会が進行するにあたってますます赤字額が拡大していく予想が立てられていますが、国民健康保険は2015年度段階で年間約3,500億円の赤字となっており、税金の投入でなんとかやりくりしているというのが現実です。
国民健康保険の運営主体を国から都道府県へと移管するにあたって、慢性的な赤字体質を根本から改善しようと、薬の過剰投薬等も自発的に抑えていく仕組みを作り、持続可能な制度作りをおこなっていくようです。
都道府県は、知恵を絞り様々な施策を独自の取り組みを検討していく必要があります。こうした報道を材料視し、株式市場では医療費削減に関する事業を展開するデータHR<3628>に資金が流れ、株価は急伸しています。
■データHR<3628>の基本情報
データHR<3628>は、製薬会社や保険者向けに配信する医療情報サービスと、病院や保険薬局向けのシステム提供を2本柱とするベンチャー企業です。
特に、保険者向けに提供している『ジェネリック医薬品(後発医薬品)通知サービス』や、広島県呉市での実績を活かした保険者向けのサービス『ヘルスケアやまと』など、医療費の適正化に貢献するサービスが注目を集めています。
国の医療費抑制を追い風に成長をしてきましたが、来年度から国民健康保険の運営主体が都道府県に移管されることにより、同社にとっても更に追い風が吹いてきそうです。
■データHR<3628>チャート分析
データHR<3628>の日足チャート(1年)を見ていくと、
・2016年8月1日の安値989円
・2016年12月1日の安値1,250円
を結んだラインを支えに、右肩上がりの上昇トレンドを描いています。
2017年3月以降は、1,600円後半〜2,100円台のボックス圏を形成しており、下値も徐々に切り上げている状況です。
本日の上昇で上値をブレイクしてくるかなとも感じましたが、材料としては連想買いのレベル止まり。前場の寄りで上げたかと思えば、その後は売りに押される展開でした。
ボラリティーが大きな銘柄なので中途半端な位置で買いに回ると、思わぬ所で急落に見舞われ、身動きがとれない状況になる事も想定できます。このような銘柄ではセオリーに沿って高値を更新してきた所でエントリーしていきたいものです。
データHR<3628>の場合、2009年7月の高値である2,390円が上場来高値となりますので、このラインを明確に突破してきてからのエントリーでも充分に間に合うのではないかと考えています。
「投資顧問会社社長 ブログ」で検索してもらえれば、当ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」が出てくると思いますので、何卒宜しくお願い致します。
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執筆者名:元・社長
ブログ名:元投資顧問会社社長のチラシの裏
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※2017年6月28日15時に執筆
28日付の日経新聞の朝刊1面で、医療費削減に関する報道がありました。
国保、医療費削減なら公費を重点配分 都道府県に、来年度から新ルール
厚生労働省と都道府県は自営業者などが加入する国民健康保険について公費の新たな配分ルールを固めた。国保の運営主体を来年度から都道府県に移すのにあわせ、医療費削減で成果を上げた自治体に公費を重点配分する仕組みをつくる。都道府県が自発的に医療費抑制に取り組むよう促す。
出典:日経新聞 2017年6月28日 朝刊1面
2015年度の医療費は41.5兆円となっており、毎年約1兆円のペースで医療費は増加していっています。今後、超高齢化社会が進行するにあたってますます赤字額が拡大していく予想が立てられていますが、国民健康保険は2015年度段階で年間約3,500億円の赤字となっており、税金の投入でなんとかやりくりしているというのが現実です。
国民健康保険の運営主体を国から都道府県へと移管するにあたって、慢性的な赤字体質を根本から改善しようと、薬の過剰投薬等も自発的に抑えていく仕組みを作り、持続可能な制度作りをおこなっていくようです。
都道府県は、知恵を絞り様々な施策を独自の取り組みを検討していく必要があります。こうした報道を材料視し、株式市場では医療費削減に関する事業を展開するデータHR<3628>に資金が流れ、株価は急伸しています。
■データHR<3628>の基本情報
データHR<3628>は、製薬会社や保険者向けに配信する医療情報サービスと、病院や保険薬局向けのシステム提供を2本柱とするベンチャー企業です。
特に、保険者向けに提供している『ジェネリック医薬品(後発医薬品)通知サービス』や、広島県呉市での実績を活かした保険者向けのサービス『ヘルスケアやまと』など、医療費の適正化に貢献するサービスが注目を集めています。
国の医療費抑制を追い風に成長をしてきましたが、来年度から国民健康保険の運営主体が都道府県に移管されることにより、同社にとっても更に追い風が吹いてきそうです。
■データHR<3628>チャート分析
データHR<3628>の日足チャート(1年)を見ていくと、
・2016年8月1日の安値989円
・2016年12月1日の安値1,250円
を結んだラインを支えに、右肩上がりの上昇トレンドを描いています。
2017年3月以降は、1,600円後半〜2,100円台のボックス圏を形成しており、下値も徐々に切り上げている状況です。
本日の上昇で上値をブレイクしてくるかなとも感じましたが、材料としては連想買いのレベル止まり。前場の寄りで上げたかと思えば、その後は売りに押される展開でした。
ボラリティーが大きな銘柄なので中途半端な位置で買いに回ると、思わぬ所で急落に見舞われ、身動きがとれない状況になる事も想定できます。このような銘柄ではセオリーに沿って高値を更新してきた所でエントリーしていきたいものです。
データHR<3628>の場合、2009年7月の高値である2,390円が上場来高値となりますので、このラインを明確に突破してきてからのエントリーでも充分に間に合うのではないかと考えています。
「投資顧問会社社長 ブログ」で検索してもらえれば、当ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」が出てくると思いますので、何卒宜しくお願い致します。
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執筆者名:元・社長
ブログ名:元投資顧問会社社長のチラシの裏
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