システム ディ Research Memo(11):既存ユーザーの深耕でサポート収入増は順調に拡大
[17/07/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■中長期の成長戦略と事業部門別取り組み状況
7. 薬局ソリューション事業
薬局ソリューション事業は連結子会社のシンクが手掛ける事業で、小規模の独立系調剤薬局に対してレセプトコンピュータ(レセコン)の『GOHL2』などを提供している。2015年10月期には新製品の医薬品過誤防止システム「GOHL PICKING」をリリースした。
2017年10月期第2四半期は、期末(4月末)導入店舗数が1,222店と半年前に比べて4店舗増加した。システム ディ<3804>のソフトウェアは個人経営のような小規模薬局を主な対象としており、地域的には大阪や和歌山など関西圏が中心となっている。新規顧客開拓とともに既存ユーザーの深耕にも注力しており、サポート・クラウド契約を通じたサポート収入を増大させて安定的な事業になっているという状況だ。
国内には約58,000店の調剤薬局店舗があるとされるが、その半数以上が「1人調剤薬局」とみられている。こうした現状を反映して、調剤薬局業界は大手企業グループと個人経営・小規模薬局に大きく2極分化する方向にある。国が進める“かかりつけ薬局”化の推進は個人・小規模薬局にとっては逆風ではあるが、個人・小規模薬局を一方的に集約に向かわせるような政策は採らないのではないかと弊社ではみている。同社の製品ラインナップにはレセコンのほか服薬情報一元管理ができる『薬歴情報電子ファイル』など、個人・小規模薬局の経営効率改善に寄与できるソフトウェアがそろっている。本格的全国展開をどのように進めていくか見守りたい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<TN>
7. 薬局ソリューション事業
薬局ソリューション事業は連結子会社のシンクが手掛ける事業で、小規模の独立系調剤薬局に対してレセプトコンピュータ(レセコン)の『GOHL2』などを提供している。2015年10月期には新製品の医薬品過誤防止システム「GOHL PICKING」をリリースした。
2017年10月期第2四半期は、期末(4月末)導入店舗数が1,222店と半年前に比べて4店舗増加した。システム ディ<3804>のソフトウェアは個人経営のような小規模薬局を主な対象としており、地域的には大阪や和歌山など関西圏が中心となっている。新規顧客開拓とともに既存ユーザーの深耕にも注力しており、サポート・クラウド契約を通じたサポート収入を増大させて安定的な事業になっているという状況だ。
国内には約58,000店の調剤薬局店舗があるとされるが、その半数以上が「1人調剤薬局」とみられている。こうした現状を反映して、調剤薬局業界は大手企業グループと個人経営・小規模薬局に大きく2極分化する方向にある。国が進める“かかりつけ薬局”化の推進は個人・小規模薬局にとっては逆風ではあるが、個人・小規模薬局を一方的に集約に向かわせるような政策は採らないのではないかと弊社ではみている。同社の製品ラインナップにはレセコンのほか服薬情報一元管理ができる『薬歴情報電子ファイル』など、個人・小規模薬局の経営効率改善に寄与できるソフトウェアがそろっている。本格的全国展開をどのように進めていくか見守りたい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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