【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「株王獅子丸」氏:マイナス金利メリット関連銘柄
[17/07/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「株王獅子丸」氏(ブログ「株王獅子丸の注目銘柄」の著者)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人と連携し、より多様な情報を投資家に向けて発信しております。
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個人投資家「株王獅子丸」氏コメント
執筆日時:2017年07月11日11時00分
投資家の兄弟たちよ、ごきげんよう。株王獅子丸だ。マイナス金利により恩恵を大きく受けるマイナス金利関連銘柄について今回は話しておこう。アベノミクスの3本の矢の1つである「大胆な金融政策」による景気回復を考える上で重要な政策となっている。景気回復へ向かえば自然と株価の動きも上昇することから、マイナス金利メリット関連銘柄をきちんと把握しておく必要がある。
■マイナス金利とは?
昨年1月、日銀がマイナス金利を導入したとのニュースは世間に大きな衝撃を与えた。日本初の試みのため、どう影響するかは未知数だった。
われら投資家たちが銀行に預けているお金が減るということはもちろんない。日銀に口座を持っている銀行の預金の一部について金利をマイナスにしたということだ。
■マイナス金利の狙いとは?
民間銀行が日銀にお金を預けていたら損をするということは、逆に考えると日銀にお金を預けない方向に民間銀行は向かっていくことになる。すなわち、民間銀行から企業にお金が貸し出され、企業の業績が良くなり、社員の給料が上がり、最終的には個人消費が増え、景気が回復することこそが狙いであり、まさに大胆な金融政策と言えるだろう。
また、市中にお金を回すだけでなく、円安・株高になることも狙っての導入とみられている。円には金利が付きづらく、他の通貨が買われる一方、円が売られ円安になるという構図だ。
■黒田バズーカ
マイナス金利を語るうえで必ず出てくるキーワードの1つが「黒田バズーカ」だ。始まりは2013年4月4日にさかのぼる。異次元の金融緩和政策により2013年は日経平均株価が大幅上昇となった。日銀のサプライズ的な緩和により当時1万2000円台だった日経平均株価は1万6000円付近まで上昇を見せた。長く円高、株安、デフレが続いていた暗い市場を活性化させた金融政策とも言える。
同年12月頃までは株価が上昇したが、2014年の年明けから相場は再び落ち込んだ。そこで日銀は黒田バズーカ第2弾として、資金供給量(マネタリーベース)を年80兆円に拡大すると宣言した。この追加緩和で長期国債買い入れを年80兆円、ETF買い入れを年3兆円、J-REITの買い入れを年900億円に拡大するとし、日経平均株価は2000年台のITバブル期以来の2万円台を付けた。この影響での上昇はおよそ9ヶ月間続いた。
そして、昨年1月に意表をつく形で放たれた黒田バズーカ第3弾は、「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」の導入だった。発表を受けて日経平均株価は17600円台まで上昇したが、その後一気に16700円台まで下落した。一時的に落ち込んだ要因としては、第3弾の黒田バズーカが良い物なのか悪い物なのか市場が判断するのに時間がかかったことが上げられる。突如として発表される黒田バズーカは、良くも悪くも市場へ与える影響が大きいことから、発表されてから情報を理解し精査するスピードと市場の転ぶ方向を考える正確な判断が求められる。
■これがマイナス金利メリット関連銘柄リストだ
<3300>AMBITION
マイナス金利メリット関連銘柄を語るうえで、恩恵が大きいとされるのが不動産関連銘柄だ。なかでも、マンションの空き部屋を有料で貸し出す「民泊」は株を知らない人でも聞いたことがあるはずだ。そしてこのAMBITIONは都内デザイナーズマンション賃貸を扱っている。株価の上昇は良く今後に期待できる銘柄だ。
また、民泊情報サイトも運営しており、大田区においては東京第1号となる民泊事業認定物件の「セジョリ池上」の管理を行っている。
<8938>LCホールディングス
ダヴィンチ・ホールディングスの株式取得でご存じの人も多いのではないだろうか。ダヴィンチ・ホールディングスの海外投資家ネットワークと既存の子会社運営の不動産ファンドを合わせた不動産ファンド事業の拡大を目指すことからも、マイナス金利だけでなく不動産関連銘柄として注目だ。
<8890>レーサム
同社は個人富裕層向けの顧客の投資ニーズに合わせた収益不動産を調達、開発、販売する資産運用事業を主に行っている。アベノミクスと黒田バズーカ第1弾を受けて株価が10倍高に膨らんだことがある。また、ナインアワーズと組んで来年春に「ナインアワーズ浅草」をオープンすると発表している。客室は180室で、レーサムが所有し、ナインアワーズが運営を行うとのことで、マイナス金利メリット関連銘柄のダークホース的な存在だ。
■マイナス金利メリット関連銘柄まとめ
マイナス金利による影響が大きいことは分かってもらえたはずだ。その分、上昇値も十分といってもいいくらい期待できる。不動産関連を中心におさえておきたいところであり、爆発的な変動が見込める黒田バズーカが実施される前に、最低限マイナス金利メリット関連銘柄を把握しておくことが恩恵を受ける第一歩だ。
その他、現在最新の注目テーマ株、短期銘柄から中長期銘柄など、個人的に注目している個別銘柄情報をブログで多数紹介している。話題のZMP関連銘柄、トランプ関連銘柄、LINE関連銘柄、ポケモンGO関連銘柄、フィンテック関連銘柄、5G関連銘柄、電力自由化関連銘柄、AR/VR関連銘柄、ドローン関連銘柄、ロボット関連銘柄、自動運転車関連銘柄、TPP関連銘柄、IoT関連銘柄、ZMP関連銘柄、マイナンバー関連銘柄、郵政関連銘柄、人工知能関連銘柄、東京オリンピック(東京五輪)関連銘柄、宇宙開発関連銘柄、インバウンド関連銘柄などに関する考察も日々行っているので是非チェックして欲しい。ETFやIPO、株主優待に関する情報も。
お使いの検索サイトで「株王獅子丸」と検索してもらえればブログが読める。
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執筆者:「株王獅子丸」氏
ブログ名:株王獅子丸の注目銘柄
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個人投資家「株王獅子丸」氏コメント
執筆日時:2017年07月11日11時00分
投資家の兄弟たちよ、ごきげんよう。株王獅子丸だ。マイナス金利により恩恵を大きく受けるマイナス金利関連銘柄について今回は話しておこう。アベノミクスの3本の矢の1つである「大胆な金融政策」による景気回復を考える上で重要な政策となっている。景気回復へ向かえば自然と株価の動きも上昇することから、マイナス金利メリット関連銘柄をきちんと把握しておく必要がある。
■マイナス金利とは?
昨年1月、日銀がマイナス金利を導入したとのニュースは世間に大きな衝撃を与えた。日本初の試みのため、どう影響するかは未知数だった。
われら投資家たちが銀行に預けているお金が減るということはもちろんない。日銀に口座を持っている銀行の預金の一部について金利をマイナスにしたということだ。
■マイナス金利の狙いとは?
民間銀行が日銀にお金を預けていたら損をするということは、逆に考えると日銀にお金を預けない方向に民間銀行は向かっていくことになる。すなわち、民間銀行から企業にお金が貸し出され、企業の業績が良くなり、社員の給料が上がり、最終的には個人消費が増え、景気が回復することこそが狙いであり、まさに大胆な金融政策と言えるだろう。
また、市中にお金を回すだけでなく、円安・株高になることも狙っての導入とみられている。円には金利が付きづらく、他の通貨が買われる一方、円が売られ円安になるという構図だ。
■黒田バズーカ
マイナス金利を語るうえで必ず出てくるキーワードの1つが「黒田バズーカ」だ。始まりは2013年4月4日にさかのぼる。異次元の金融緩和政策により2013年は日経平均株価が大幅上昇となった。日銀のサプライズ的な緩和により当時1万2000円台だった日経平均株価は1万6000円付近まで上昇を見せた。長く円高、株安、デフレが続いていた暗い市場を活性化させた金融政策とも言える。
同年12月頃までは株価が上昇したが、2014年の年明けから相場は再び落ち込んだ。そこで日銀は黒田バズーカ第2弾として、資金供給量(マネタリーベース)を年80兆円に拡大すると宣言した。この追加緩和で長期国債買い入れを年80兆円、ETF買い入れを年3兆円、J-REITの買い入れを年900億円に拡大するとし、日経平均株価は2000年台のITバブル期以来の2万円台を付けた。この影響での上昇はおよそ9ヶ月間続いた。
そして、昨年1月に意表をつく形で放たれた黒田バズーカ第3弾は、「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」の導入だった。発表を受けて日経平均株価は17600円台まで上昇したが、その後一気に16700円台まで下落した。一時的に落ち込んだ要因としては、第3弾の黒田バズーカが良い物なのか悪い物なのか市場が判断するのに時間がかかったことが上げられる。突如として発表される黒田バズーカは、良くも悪くも市場へ与える影響が大きいことから、発表されてから情報を理解し精査するスピードと市場の転ぶ方向を考える正確な判断が求められる。
■これがマイナス金利メリット関連銘柄リストだ
<3300>AMBITION
マイナス金利メリット関連銘柄を語るうえで、恩恵が大きいとされるのが不動産関連銘柄だ。なかでも、マンションの空き部屋を有料で貸し出す「民泊」は株を知らない人でも聞いたことがあるはずだ。そしてこのAMBITIONは都内デザイナーズマンション賃貸を扱っている。株価の上昇は良く今後に期待できる銘柄だ。
また、民泊情報サイトも運営しており、大田区においては東京第1号となる民泊事業認定物件の「セジョリ池上」の管理を行っている。
<8938>LCホールディングス
ダヴィンチ・ホールディングスの株式取得でご存じの人も多いのではないだろうか。ダヴィンチ・ホールディングスの海外投資家ネットワークと既存の子会社運営の不動産ファンドを合わせた不動産ファンド事業の拡大を目指すことからも、マイナス金利だけでなく不動産関連銘柄として注目だ。
<8890>レーサム
同社は個人富裕層向けの顧客の投資ニーズに合わせた収益不動産を調達、開発、販売する資産運用事業を主に行っている。アベノミクスと黒田バズーカ第1弾を受けて株価が10倍高に膨らんだことがある。また、ナインアワーズと組んで来年春に「ナインアワーズ浅草」をオープンすると発表している。客室は180室で、レーサムが所有し、ナインアワーズが運営を行うとのことで、マイナス金利メリット関連銘柄のダークホース的な存在だ。
■マイナス金利メリット関連銘柄まとめ
マイナス金利による影響が大きいことは分かってもらえたはずだ。その分、上昇値も十分といってもいいくらい期待できる。不動産関連を中心におさえておきたいところであり、爆発的な変動が見込める黒田バズーカが実施される前に、最低限マイナス金利メリット関連銘柄を把握しておくことが恩恵を受ける第一歩だ。
その他、現在最新の注目テーマ株、短期銘柄から中長期銘柄など、個人的に注目している個別銘柄情報をブログで多数紹介している。話題のZMP関連銘柄、トランプ関連銘柄、LINE関連銘柄、ポケモンGO関連銘柄、フィンテック関連銘柄、5G関連銘柄、電力自由化関連銘柄、AR/VR関連銘柄、ドローン関連銘柄、ロボット関連銘柄、自動運転車関連銘柄、TPP関連銘柄、IoT関連銘柄、ZMP関連銘柄、マイナンバー関連銘柄、郵政関連銘柄、人工知能関連銘柄、東京オリンピック(東京五輪)関連銘柄、宇宙開発関連銘柄、インバウンド関連銘柄などに関する考察も日々行っているので是非チェックして欲しい。ETFやIPO、株主優待に関する情報も。
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執筆者:「株王獅子丸」氏
ブログ名:株王獅子丸の注目銘柄
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