注目銘柄ダイジェスト(前場):日立、TDK、ファナックなど
[17/07/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
日立<6501>:749.8円(+28.7円)
大幅反発。先週末に発表した決算が好感されている。第1四半期営業利益は1318億円で前年同期比44%増、1000億円程度であった市場予想を大きく上回った。会社計画も200億円程度上振れのようだ。主要セグメントが揃って大幅増益となっており、ストレートに評価が高まる展開。また、通期予想は据え置かれているが、上振れ可能性は大と見られている。なお、野村証券では目標株価を820円から940円に引き上げ。
TDK<6762>:7950円(+350円)
大幅反発。先週末に発表した決算が好感される形となっている。第1四半期営業利益は156億円で前年同期比5.2%減益、135億円程度の市場予想を上回る着地となっている。通期計画は連結化したインベンセンスの赤字や一時費用を織り込みつつ800億円を継続している。想定以上の好決算が評価されているほか、インベンセンスの赤字による業績不透明感なども後退する形になっている。また、みずほ証券では投資判断を「買い」に格上げ。
高周波<5476>:112円(+17円)
急伸。15年12月以来の100円台を回復、その後121円まで上げ幅を広げる展開に。先週末に発表した第1四半期決算がポジティブサプライズにつながっている。営業利益は5.2億円で前年同期比6倍と急拡大、従来の上半期予想4億円を一気に上回っている。自動車産業向け特殊鋼の好調などが背景。つれて、上半期予想は従来の4億円から6.8億円に、通期では10億円から12.8億円に上方修正している。
コニカミノルタ<4902>:906円(-97円)
急反落。先週末に発表した第1四半期決算が弱材料視されている。営業利益は前年同期比2.2%減の87億円で、市場コンセンサスと同水準。しかし、固定資産の流動化による売却益で40億円がかさ上げされており、こうした一過性項目を除けば実質大幅減益となっている。欧州市場における事務機器の苦戦などが背景。在庫水準も拡大しており、業績下振れ懸念なども台頭する展開のようだ。
ファナック<6954>:22590円(-705円)
大幅反落。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は505億円で前年同期比20.6%増益、市場予想の485億円レベルを上回る着地となった。また、受注高は1991億円で同41%増、1600-1700億円レベルの市場予想を大幅に上回っている。ただ、安川電機<6506>の好決算もあって、収益の上振れは織り込みが進んでいた印象も。加えて、実績値で営業利益率が低下していることを警戒視する動きが優勢になっているようだ。
リコー<7752>:1030円(+53円)
大幅反発。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は189億円で前年同期比74%増、通期計画の180億円を上回る状況となっている。市場コンセンサスは収支均衡水準であった。一過性の売却益計上63億円なども含まれている。構造改革費用の計上が予定されていることや過去の利益水準からみると、収益の上振れも想定内と捉えられるが、構造改革が着実に進んでいることなども評価され、ポジティブな反応が優勢に。
アクセルマーク<3624>:1663円(+300円)
ストップ高。完全子会社のアクセルゲームスタジオが開発中の新作スマートフォン向けゲーム「ディアホライゾン」が事前登録を開始したと発表している。配信会社はスクウェア・エニックスで、17年夏のサービス開始を予定している。なお、17年9月期の第3四半期累計(16年10月-17年6月)業績予想の下方修正も発表している。営業損益見通しは1.39億円の赤字から2.01億円の赤字(前年同期は0.10億円の黒字)へと引き下げた。
Aiming<3911>:453円(-42円)
大幅に3日続落。17年1-6月期(第2四半期累計)決算を発表している。営業損益は9.27億円の赤字(前年同期は2.56億円の黒字)となり、従来予想(5.89億円の赤字)を下回って着地した。主力スマートフォンゲーム「剣と魔法のログレス いにしえの女神」の販売不振などを要因として売上が想定を下回った。17年1-9月期(第3四半期累計)については営業損益で19.54億円の赤字(同4.36億円の赤字)との見通しを示している。
オンキヨー<6628>:245円(-34円)
大幅続落。Evolution Technology, Media and Telecommunications Fundを割当先として第3回新株予約権(行使価額修正条項付き)を発行すると発表している。潜在株式数は1000万株で希薄化率は最大11.55%となる。また、調達する資金の差引手取概算額は約27.66億円となる予定で、第1回無担保社債の償還やAI(人工知能)対応製品の研究開発などに充てられる。ただ、本日は希薄化懸念が先行しているようだ。
八千代工<7298>:1270円(+111円)
一時1335円まで急伸。17年4-6月期(第1四半期)決算発表とともに、18年3月期の上期及び通期業績予想を上方修正している。第1四半期の営業利益は前年同期比2.0倍の31.56億円で着地した。また、上期営業利益見通しは従来の35.00億円から45.00億円(前年同期は19.83億円)へ、通期では100.00億円から108.00億円(前期は100.11億円)へと引き上げた。二輪部品や自動車組立分野における受注の増加などが寄与する。
<DM>
大幅反発。先週末に発表した決算が好感されている。第1四半期営業利益は1318億円で前年同期比44%増、1000億円程度であった市場予想を大きく上回った。会社計画も200億円程度上振れのようだ。主要セグメントが揃って大幅増益となっており、ストレートに評価が高まる展開。また、通期予想は据え置かれているが、上振れ可能性は大と見られている。なお、野村証券では目標株価を820円から940円に引き上げ。
TDK<6762>:7950円(+350円)
大幅反発。先週末に発表した決算が好感される形となっている。第1四半期営業利益は156億円で前年同期比5.2%減益、135億円程度の市場予想を上回る着地となっている。通期計画は連結化したインベンセンスの赤字や一時費用を織り込みつつ800億円を継続している。想定以上の好決算が評価されているほか、インベンセンスの赤字による業績不透明感なども後退する形になっている。また、みずほ証券では投資判断を「買い」に格上げ。
高周波<5476>:112円(+17円)
急伸。15年12月以来の100円台を回復、その後121円まで上げ幅を広げる展開に。先週末に発表した第1四半期決算がポジティブサプライズにつながっている。営業利益は5.2億円で前年同期比6倍と急拡大、従来の上半期予想4億円を一気に上回っている。自動車産業向け特殊鋼の好調などが背景。つれて、上半期予想は従来の4億円から6.8億円に、通期では10億円から12.8億円に上方修正している。
コニカミノルタ<4902>:906円(-97円)
急反落。先週末に発表した第1四半期決算が弱材料視されている。営業利益は前年同期比2.2%減の87億円で、市場コンセンサスと同水準。しかし、固定資産の流動化による売却益で40億円がかさ上げされており、こうした一過性項目を除けば実質大幅減益となっている。欧州市場における事務機器の苦戦などが背景。在庫水準も拡大しており、業績下振れ懸念なども台頭する展開のようだ。
ファナック<6954>:22590円(-705円)
大幅反落。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は505億円で前年同期比20.6%増益、市場予想の485億円レベルを上回る着地となった。また、受注高は1991億円で同41%増、1600-1700億円レベルの市場予想を大幅に上回っている。ただ、安川電機<6506>の好決算もあって、収益の上振れは織り込みが進んでいた印象も。加えて、実績値で営業利益率が低下していることを警戒視する動きが優勢になっているようだ。
リコー<7752>:1030円(+53円)
大幅反発。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は189億円で前年同期比74%増、通期計画の180億円を上回る状況となっている。市場コンセンサスは収支均衡水準であった。一過性の売却益計上63億円なども含まれている。構造改革費用の計上が予定されていることや過去の利益水準からみると、収益の上振れも想定内と捉えられるが、構造改革が着実に進んでいることなども評価され、ポジティブな反応が優勢に。
アクセルマーク<3624>:1663円(+300円)
ストップ高。完全子会社のアクセルゲームスタジオが開発中の新作スマートフォン向けゲーム「ディアホライゾン」が事前登録を開始したと発表している。配信会社はスクウェア・エニックスで、17年夏のサービス開始を予定している。なお、17年9月期の第3四半期累計(16年10月-17年6月)業績予想の下方修正も発表している。営業損益見通しは1.39億円の赤字から2.01億円の赤字(前年同期は0.10億円の黒字)へと引き下げた。
Aiming<3911>:453円(-42円)
大幅に3日続落。17年1-6月期(第2四半期累計)決算を発表している。営業損益は9.27億円の赤字(前年同期は2.56億円の黒字)となり、従来予想(5.89億円の赤字)を下回って着地した。主力スマートフォンゲーム「剣と魔法のログレス いにしえの女神」の販売不振などを要因として売上が想定を下回った。17年1-9月期(第3四半期累計)については営業損益で19.54億円の赤字(同4.36億円の赤字)との見通しを示している。
オンキヨー<6628>:245円(-34円)
大幅続落。Evolution Technology, Media and Telecommunications Fundを割当先として第3回新株予約権(行使価額修正条項付き)を発行すると発表している。潜在株式数は1000万株で希薄化率は最大11.55%となる。また、調達する資金の差引手取概算額は約27.66億円となる予定で、第1回無担保社債の償還やAI(人工知能)対応製品の研究開発などに充てられる。ただ、本日は希薄化懸念が先行しているようだ。
八千代工<7298>:1270円(+111円)
一時1335円まで急伸。17年4-6月期(第1四半期)決算発表とともに、18年3月期の上期及び通期業績予想を上方修正している。第1四半期の営業利益は前年同期比2.0倍の31.56億円で着地した。また、上期営業利益見通しは従来の35.00億円から45.00億円(前年同期は19.83億円)へ、通期では100.00億円から108.00億円(前期は100.11億円)へと引き上げた。二輪部品や自動車組立分野における受注の増加などが寄与する。
<DM>