オプティム---AI・IoT技術を得意とする技術ベンチャー
[17/08/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ラジオNIKKEIマーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業調査レポート』8月28日放送において、オプティム<3694>を取り上げている。主な内容は以下の通り。
ご紹介するのは、証券コード<3694>東証1部上場のオプティムです。
オプティム<3694>は、AI・IoT技術を得意とする技術ベンチャーです。パソコン向け管理プラットフォーム「Optimal Biz」で端末管理市場を創造し、現在ではスマートフォン等を含むマルチデバイス対応の管理プラットフォーム開発をリードしています。当初から特許取得を念頭に技術開発を行っており、関連の特許を数多く所有。ソフトウェアやコンテンツの使い放題サービスにも進出し、ビジネスモデルの幅を広げています。2015年からはITを使って業界に変革を起こす取り組みが本格化し、農業・水産業・医療・建設などの分野でパートナー企業・団体とともにプロジェクトをスタート。2016年には、農業分野でドローンを活用した害虫駆除の実証実験に成功し、医療分野では遠隔医療サービス「ポケットドクター」が表彰されるなど成果が顕在化しています。
主力事業は、「IoTプラットフォームサービス事業」であり、全社売上の64.2%を構成しています。スマートフォンやタブレットなどの様々なデバイスをクラウド上で管理し、組織内の運用管理、資産管理やセキュリティポリシーの設定などを行う「Optimal Biz」が主力サービスです、市場リーダーの地位を確立しています。
2017年3月期は、売上高が前期比26.5%増の33億1400万円、営業利益が前期比27.3%増の6億8500万円、経常利益が前期比26.4%増の6億8200万円、当期純利益が前期比37.3%増の3億9700万円と、引き続き20%を超える増収増益を達成しました。増収の主な要因は、主力のIoTプラットフォームサービスが好調に推移したことです。売上総利益率が81.7%と非常に高く、事業特性がストック型であることが要因です。販管費に対売上比60%を超える費用を投下してもなお、営業利益率は20.7%と高いレベルを維持しています。足元の第1四半期決算では、売上高が前年同期比8.7%増の8億6700万円、経常利益が前年同期比37.1%減の1億3300万円となりました。経常減益は翌期以降に向けた戦略的投資案件が好調で外注費等の投入を行ったためです。
2018年3月期通期の業績予想は、売上高で前期比20.7%増の4,000百万円と大幅増収を予想しています。各利益に関しては、予想に幅を設け、営業利益で100万円〜8億円、経常利益で100万円〜8億円、当期純利益で100万円〜4億9600万円としています。同社の営業利益率は2016年3月期に20.5%、2017年3月期に20.7%と20%台の実績があり、売上高予想40億円に対しては8億円(20%)が本来妥当であり、この値が今回予想の上限となっています。一方で、利益の範囲内で、思い切った財政出動をしたケースが下限となります。第4次産業革命が勢いを増すなか、AI・IoT関連技術でトップランナーを走るオプティムにとって、コア技術の向上や各業界プレーヤーと用途開発をタイムリーに行うことは非常に重要であり、利益の範囲内で投資を増やすことができる柔軟な予算編成は、妥当と言えるでしょう。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
「フィスコ presents注目企業調査レポート」毎週月・木曜14:30〜14:45放送
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ご紹介するのは、証券コード<3694>東証1部上場のオプティムです。
オプティム<3694>は、AI・IoT技術を得意とする技術ベンチャーです。パソコン向け管理プラットフォーム「Optimal Biz」で端末管理市場を創造し、現在ではスマートフォン等を含むマルチデバイス対応の管理プラットフォーム開発をリードしています。当初から特許取得を念頭に技術開発を行っており、関連の特許を数多く所有。ソフトウェアやコンテンツの使い放題サービスにも進出し、ビジネスモデルの幅を広げています。2015年からはITを使って業界に変革を起こす取り組みが本格化し、農業・水産業・医療・建設などの分野でパートナー企業・団体とともにプロジェクトをスタート。2016年には、農業分野でドローンを活用した害虫駆除の実証実験に成功し、医療分野では遠隔医療サービス「ポケットドクター」が表彰されるなど成果が顕在化しています。
主力事業は、「IoTプラットフォームサービス事業」であり、全社売上の64.2%を構成しています。スマートフォンやタブレットなどの様々なデバイスをクラウド上で管理し、組織内の運用管理、資産管理やセキュリティポリシーの設定などを行う「Optimal Biz」が主力サービスです、市場リーダーの地位を確立しています。
2017年3月期は、売上高が前期比26.5%増の33億1400万円、営業利益が前期比27.3%増の6億8500万円、経常利益が前期比26.4%増の6億8200万円、当期純利益が前期比37.3%増の3億9700万円と、引き続き20%を超える増収増益を達成しました。増収の主な要因は、主力のIoTプラットフォームサービスが好調に推移したことです。売上総利益率が81.7%と非常に高く、事業特性がストック型であることが要因です。販管費に対売上比60%を超える費用を投下してもなお、営業利益率は20.7%と高いレベルを維持しています。足元の第1四半期決算では、売上高が前年同期比8.7%増の8億6700万円、経常利益が前年同期比37.1%減の1億3300万円となりました。経常減益は翌期以降に向けた戦略的投資案件が好調で外注費等の投入を行ったためです。
2018年3月期通期の業績予想は、売上高で前期比20.7%増の4,000百万円と大幅増収を予想しています。各利益に関しては、予想に幅を設け、営業利益で100万円〜8億円、経常利益で100万円〜8億円、当期純利益で100万円〜4億9600万円としています。同社の営業利益率は2016年3月期に20.5%、2017年3月期に20.7%と20%台の実績があり、売上高予想40億円に対しては8億円(20%)が本来妥当であり、この値が今回予想の上限となっています。一方で、利益の範囲内で、思い切った財政出動をしたケースが下限となります。第4次産業革命が勢いを増すなか、AI・IoT関連技術でトップランナーを走るオプティムにとって、コア技術の向上や各業界プレーヤーと用途開発をタイムリーに行うことは非常に重要であり、利益の範囲内で投資を増やすことができる柔軟な予算編成は、妥当と言えるでしょう。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
「フィスコ presents注目企業調査レポート」毎週月・木曜14:30〜14:45放送
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