ラクオリア創薬 Research Memo(16):旭化成ファーマからマイルストン受領が確定
[17/08/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■共同研究の状況
ラクオリア創薬<4579>は、新たな医薬品候補化合物の探索を目指して医薬品メーカーなどと共同研究を行っている。現在、同社の強みであるイオンチャネル創薬の技術を生かして、旭化成ファーマ(株)及び中国のXuan-Zhu Pharmaと、それぞれ疼痛領域の化合物探索を行っているほか、日本のインタープロテイン(株)とはタンパク質間相互作用による疼痛領域での化合物探索に取り組んでいる。
これらの中で、旭化成ファーマとの共同研究が契約で定める一定水準の成果を達成したことから、一時金の支払いが確定したことが公表された(2017年7月27日付)。今期の業績予想にはこのマイルストン収入は織り込み済みであるため、業績上振れ要因とはならないが、想定どおりの成果を達成したことは同社のイオンチャネル創薬での強みを裏付けるものと弊社では評価している。
また、EAファーマとの共同研究契約は2017年4月末で満了となったが、共同研究によって創出された化合物についてのEAファーマによる開発は継続しており、この化合物の開発の進展に伴うマイルストンやロイヤルティ収入の獲得の権利は引き続き存続するため、こちらも同社のイオンチャネル創薬の共同研究の成果の一つとして今後の展開が注目される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<HN>
ラクオリア創薬<4579>は、新たな医薬品候補化合物の探索を目指して医薬品メーカーなどと共同研究を行っている。現在、同社の強みであるイオンチャネル創薬の技術を生かして、旭化成ファーマ(株)及び中国のXuan-Zhu Pharmaと、それぞれ疼痛領域の化合物探索を行っているほか、日本のインタープロテイン(株)とはタンパク質間相互作用による疼痛領域での化合物探索に取り組んでいる。
これらの中で、旭化成ファーマとの共同研究が契約で定める一定水準の成果を達成したことから、一時金の支払いが確定したことが公表された(2017年7月27日付)。今期の業績予想にはこのマイルストン収入は織り込み済みであるため、業績上振れ要因とはならないが、想定どおりの成果を達成したことは同社のイオンチャネル創薬での強みを裏付けるものと弊社では評価している。
また、EAファーマとの共同研究契約は2017年4月末で満了となったが、共同研究によって創出された化合物についてのEAファーマによる開発は継続しており、この化合物の開発の進展に伴うマイルストンやロイヤルティ収入の獲得の権利は引き続き存続するため、こちらも同社のイオンチャネル創薬の共同研究の成果の一つとして今後の展開が注目される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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