ネクステージ Research Memo(4):2017年11月期第2四半期は、過去最高益を達成
[17/08/30]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■業績動向
1. 2017年11月期第2四半期の業績概要
ネクステージ<3186>の2017年11月期第2四半期の業績は、売上高が前年同期比37.3%増の57,564百万円、営業利益が同45.6%増の1,604百万円、経常利益が同48.8%増の1,572百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同52.4%増の1,071百万円と第2四半期累計で過去最高益を達成した。前期に出店した準既存店がフルに寄与したことが大幅な増収をもたらした。在庫回転率の改善と付帯収益性の向上により、売上総利益率が前年同期比1.3ポイント増の15.5%に改善した。期初予想と比べると、売上高が15.1%増、営業利益が33.7%増、経常利益が36.8%増、親会社株主に帰属する四半期純利益が45.5%増と大幅に上回った。売上高で10%以上、利益で30%を上回る大幅な上方修正であったため、決算発表前に業績予想修正のプレスリリースを出した。
2017年5月末までの6ヶ月間に、国内中古車登録台数が前年同期比1.7%増の3,390千台、うち普通車が同2.7%増の1,758千台、軽自動車が同0.6%増の1,631千台と緩やかな回復傾向にあった。同社の小売販売台数は22,486台と前年同期比27.1%の大幅増となった。買取・下取台数は、同85.0%増の17,459台、車検台数は同96.2%増の6,149台と高成長を果たした。指定工場拠点は、11店舗に増加した。収入保険料は同58.3%増の1,792百万円となった。
2017年11月期第2四半期末の店舗網は、前年同期比6ヶ所増の52拠点、同5店舗増の69店舗となった。2017年4月に大型総合店「ネクステージ草津店」を出店し、「SUV LAND千葉」に買取店を併設した。整備事業では、車検獲得の拡大のため、既存店舗の指定工場化を積極的に進め、車検・修理などの整備収益の獲得に取り組んだ。買取店の増加により、仕入のオークション依存度低減を図っている。なお、海外事業は、2016年11月期末をもって終了した。
2. 財務状況と経営指標
2017年11月期第2四半期末の総資産は25,552百万円と前期末比2,086百万円増加した。流動資産は、現金及び預金と売掛金がそれぞれ833百万円、1,190百万円増加した一方、商品が707百万円減少した。固定資産は、新規出店などにより941百万円の増加となった。負債の部では、流動負債の短期借入金が1,456百万円増加し、固定負債の有利子負債が545百万円減少した。この結果、流動比率は178.5%と若干低下した。一方、好業績を反映して純資産が1,031百万円増加したため、自己資本比率は前期末比2.2ポイント増の25.4%になった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
<HN>
1. 2017年11月期第2四半期の業績概要
ネクステージ<3186>の2017年11月期第2四半期の業績は、売上高が前年同期比37.3%増の57,564百万円、営業利益が同45.6%増の1,604百万円、経常利益が同48.8%増の1,572百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同52.4%増の1,071百万円と第2四半期累計で過去最高益を達成した。前期に出店した準既存店がフルに寄与したことが大幅な増収をもたらした。在庫回転率の改善と付帯収益性の向上により、売上総利益率が前年同期比1.3ポイント増の15.5%に改善した。期初予想と比べると、売上高が15.1%増、営業利益が33.7%増、経常利益が36.8%増、親会社株主に帰属する四半期純利益が45.5%増と大幅に上回った。売上高で10%以上、利益で30%を上回る大幅な上方修正であったため、決算発表前に業績予想修正のプレスリリースを出した。
2017年5月末までの6ヶ月間に、国内中古車登録台数が前年同期比1.7%増の3,390千台、うち普通車が同2.7%増の1,758千台、軽自動車が同0.6%増の1,631千台と緩やかな回復傾向にあった。同社の小売販売台数は22,486台と前年同期比27.1%の大幅増となった。買取・下取台数は、同85.0%増の17,459台、車検台数は同96.2%増の6,149台と高成長を果たした。指定工場拠点は、11店舗に増加した。収入保険料は同58.3%増の1,792百万円となった。
2017年11月期第2四半期末の店舗網は、前年同期比6ヶ所増の52拠点、同5店舗増の69店舗となった。2017年4月に大型総合店「ネクステージ草津店」を出店し、「SUV LAND千葉」に買取店を併設した。整備事業では、車検獲得の拡大のため、既存店舗の指定工場化を積極的に進め、車検・修理などの整備収益の獲得に取り組んだ。買取店の増加により、仕入のオークション依存度低減を図っている。なお、海外事業は、2016年11月期末をもって終了した。
2. 財務状況と経営指標
2017年11月期第2四半期末の総資産は25,552百万円と前期末比2,086百万円増加した。流動資産は、現金及び預金と売掛金がそれぞれ833百万円、1,190百万円増加した一方、商品が707百万円減少した。固定資産は、新規出店などにより941百万円の増加となった。負債の部では、流動負債の短期借入金が1,456百万円増加し、固定負債の有利子負債が545百万円減少した。この結果、流動比率は178.5%と若干低下した。一方、好業績を反映して純資産が1,031百万円増加したため、自己資本比率は前期末比2.2ポイント増の25.4%になった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
<HN>