株価反転に備え、低PER銘柄に注目、SMBC日興証券(花田浩菜)
[17/08/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
以前にROEに着目した銘柄選びをお伝えしました。8/31付の「Daily Outlook」では、低PER銘柄について考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『TOPIX の 12 ヵ月先予想 EPS が足元で過去最高を更新する一方、PERの水準は比較的低い水準に留まっている。この背景は、北朝鮮を巡る地政学リスクや米国政治に対する警戒感の高まりにあると考えられる。しかし、北朝鮮に関しては、過去の経験則から同問題での株価下落は一時的なもので、株式市場は早期に落ち着きを取り戻すと考えられる』と見ています。
続けて、米国について、『9 月末にかけて来年度予算成立期限、債務上限問題が意識されるが、ドルインデックス指数の動きをみると、足元の水準は昨年 11 月の米大統領選でトランプ大統領が勝利した水準を大きく下回っている。トランプ大統領への期待は剥落し、懸念が相当織り込まれつつあるといえよう』と言及しています。
レポートでは、これらを踏まえた上で、『投資家がリスク・オンに転じるタイミングが近づいていると捉えており、PERの水準訂正による株価反転を見込む。銘柄選別にあたっては、PERの水準に着目するのが有効と考えている』と考察しています。
さらに、今期に経常増益が見込まれる一方で、過去5年平均の予想PERと直近予想PERが下方に乖離している銘柄があることに触れ、『3 月期決算企業の18/3期第1四半期決算を通過し、今期コンセンサス予想経常利益が上方修正されている銘柄は、業績面での不安は乏しい。落ち込んだ PER が過去平均水準にまで回復するだけでも株価の上昇余地は大きいと言えよう』との見解を述べています。
最後にレポートでは、今期QUICKコンセンサス予想経常利益が増益かつ 6 月末時点の同予想から上方修正されている、今期 QUICK コンセンサス予想PERが対象期間(2012 年 8 月以降)の平均を5%以上下回る、対象期間のPERのデータが継続的に取得可能で最大値が50倍以下の3点を条件として設定し、『PER に割安感のある主な銘柄』を紹介しています。具体的にはJR東<9020>やトヨタ自<7203>、ダイキン<6367>など全10銘柄が挙げられていますので、詳しくは8/31付の「Daily Outlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。
フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
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以前にROEに着目した銘柄選びをお伝えしました。8/31付の「Daily Outlook」では、低PER銘柄について考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『TOPIX の 12 ヵ月先予想 EPS が足元で過去最高を更新する一方、PERの水準は比較的低い水準に留まっている。この背景は、北朝鮮を巡る地政学リスクや米国政治に対する警戒感の高まりにあると考えられる。しかし、北朝鮮に関しては、過去の経験則から同問題での株価下落は一時的なもので、株式市場は早期に落ち着きを取り戻すと考えられる』と見ています。
続けて、米国について、『9 月末にかけて来年度予算成立期限、債務上限問題が意識されるが、ドルインデックス指数の動きをみると、足元の水準は昨年 11 月の米大統領選でトランプ大統領が勝利した水準を大きく下回っている。トランプ大統領への期待は剥落し、懸念が相当織り込まれつつあるといえよう』と言及しています。
レポートでは、これらを踏まえた上で、『投資家がリスク・オンに転じるタイミングが近づいていると捉えており、PERの水準訂正による株価反転を見込む。銘柄選別にあたっては、PERの水準に着目するのが有効と考えている』と考察しています。
さらに、今期に経常増益が見込まれる一方で、過去5年平均の予想PERと直近予想PERが下方に乖離している銘柄があることに触れ、『3 月期決算企業の18/3期第1四半期決算を通過し、今期コンセンサス予想経常利益が上方修正されている銘柄は、業績面での不安は乏しい。落ち込んだ PER が過去平均水準にまで回復するだけでも株価の上昇余地は大きいと言えよう』との見解を述べています。
最後にレポートでは、今期QUICKコンセンサス予想経常利益が増益かつ 6 月末時点の同予想から上方修正されている、今期 QUICK コンセンサス予想PERが対象期間(2012 年 8 月以降)の平均を5%以上下回る、対象期間のPERのデータが継続的に取得可能で最大値が50倍以下の3点を条件として設定し、『PER に割安感のある主な銘柄』を紹介しています。具体的にはJR東<9020>やトヨタ自<7203>、ダイキン<6367>など全10銘柄が挙げられていますので、詳しくは8/31付の「Daily Outlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
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フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
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