サイオス Research Memo(4):オープンシステム基盤事業は増収増益続く
[17/09/08]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
2. 事業セグメント別の動向
(1) オープンシステム基盤事業
サイオステクノロジー<3744>の2017年12月期第2四半期累計の売上高は前年同期比6.9%増の3,424百万円、セグメント利益は同32.7%増の107百万円となった。主要製品の売上動向を見ると、「LifeKeeper」は米国が好調に推移したほか、国内やアジア・オセアニア地域でも順調な増収となった。国内ではクラウド対応で競合よりも先行し、シェアも上昇している。UIや設定の容易さが評価されているようだ。また、Red Hat, Inc.関連商品も営業・マーケティングの強化により堅調な増収となったほか、OSS関連商品もデジタルアーツ<2326>のセキュリティソフト等が伸びて順調な増収となった。
なお、IT運用分析ソフトウェア「SIOS iQ」については、国内外で数十社に導入、テスト運用が進んでいる。現状は機械学習の精度を高めるためデータの蓄積と検証作業を進めている段階で業績に与える影響は軽微だ。2017年2月にリリースした新サービス「SIOS Coati」は現在、セミナー等のプロモーション活動により認知度の向上に取り組んでいる段階にある。また、同年5月よりIT自動化フレームワーク「Ansible(アンシブル)※」の運用支援サポートサービスも開始し、クラウド向けOSSサービス「サイオス OSSよろず相談室」の拡充も図っている。
※Red Hat, Inc.が開発するオープンソースの構成管理ツールで、複数のサーバー、クラウドインフラを統一的に制御できるオープンソースのIT自動化フレームワークのこと。
(2) アプリケーション事業
2017年12月期第2四半期累計の売上高は前年同期比7.7%減の2,801百万円、セグメント利益は同73.6%減の65百万円となった。MFP向けソフトウェア製品は順調な増収となったものの、地方銀行等の金融機関向けアプリケーション製品の販売が、前期は上期偏重であったことから大幅減収となったことが減収要因となった。利益面では2ケタ減益となったが、会社計画どおりの進捗となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<MW>
2. 事業セグメント別の動向
(1) オープンシステム基盤事業
サイオステクノロジー<3744>の2017年12月期第2四半期累計の売上高は前年同期比6.9%増の3,424百万円、セグメント利益は同32.7%増の107百万円となった。主要製品の売上動向を見ると、「LifeKeeper」は米国が好調に推移したほか、国内やアジア・オセアニア地域でも順調な増収となった。国内ではクラウド対応で競合よりも先行し、シェアも上昇している。UIや設定の容易さが評価されているようだ。また、Red Hat, Inc.関連商品も営業・マーケティングの強化により堅調な増収となったほか、OSS関連商品もデジタルアーツ<2326>のセキュリティソフト等が伸びて順調な増収となった。
なお、IT運用分析ソフトウェア「SIOS iQ」については、国内外で数十社に導入、テスト運用が進んでいる。現状は機械学習の精度を高めるためデータの蓄積と検証作業を進めている段階で業績に与える影響は軽微だ。2017年2月にリリースした新サービス「SIOS Coati」は現在、セミナー等のプロモーション活動により認知度の向上に取り組んでいる段階にある。また、同年5月よりIT自動化フレームワーク「Ansible(アンシブル)※」の運用支援サポートサービスも開始し、クラウド向けOSSサービス「サイオス OSSよろず相談室」の拡充も図っている。
※Red Hat, Inc.が開発するオープンソースの構成管理ツールで、複数のサーバー、クラウドインフラを統一的に制御できるオープンソースのIT自動化フレームワークのこと。
(2) アプリケーション事業
2017年12月期第2四半期累計の売上高は前年同期比7.7%減の2,801百万円、セグメント利益は同73.6%減の65百万円となった。MFP向けソフトウェア製品は順調な増収となったものの、地方銀行等の金融機関向けアプリケーション製品の販売が、前期は上期偏重であったことから大幅減収となったことが減収要因となった。利益面では2ケタ減益となったが、会社計画どおりの進捗となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<MW>