スカラ Research Memo(10):M&Aを活用した新たな事業領域への展開で、更なる成長を目指す
[17/09/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■中長期の成長戦略
スカラ<4845>は中長期の成長戦略として、既存のSaaS/ASP事業(クラウドサービス)の安定成長に加えて、同サービスを基盤とした人と人、企業と人のコミュニケーションを促す新しいビジネス領域(ロボット、EC、AI)に、M&Aや事業提携を積極活用しながら展開していくことで、更なる成長を目指していく方針だ。
M&Aや事業提携の対象としては以下の4点にまとめることができる。1点目は新サービスを開発していくためのノウハウや技術を持つ企業、2点目は既存サービスのシェア拡大につながるような顧客基盤を有する企業、3点目はサービスラインナップの充実や同社にないノウハウや技術を持ち、既存サービスの進化、競争力の向上に寄与する企業、4点目は開発力の強化を図るため、優秀なエンジニアを豊富に抱える企業である。
買収したECサイトについては、2017年8月から連結開始し、今後のBtoC向けECサイト運営事業を拡大していくうえでの運用ノウハウの獲得を目的としたものとなっている。同ECサイトの運営で、商品の在庫管理や効果的な発送方法、商品の値付け等のノウハウを蓄積していく。
また、既存のクラウドサービスについても主力の「i-search」や「i-ask」、「IVR」等の業界トップクラスのシェアを築きつつあるサービスをフック役に、その他のサービスを追加することで顧客当たり単価を引き上げていくほか、新規顧客の開拓も進めながら安定成長を目指していく。2017年6月期は外注費や人件費の増加などで一時的に利益が落ち込んだものの、2018年6月期以降は新サービスの投入効果もあって再び増収増益路線に復帰することが予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>
スカラ<4845>は中長期の成長戦略として、既存のSaaS/ASP事業(クラウドサービス)の安定成長に加えて、同サービスを基盤とした人と人、企業と人のコミュニケーションを促す新しいビジネス領域(ロボット、EC、AI)に、M&Aや事業提携を積極活用しながら展開していくことで、更なる成長を目指していく方針だ。
M&Aや事業提携の対象としては以下の4点にまとめることができる。1点目は新サービスを開発していくためのノウハウや技術を持つ企業、2点目は既存サービスのシェア拡大につながるような顧客基盤を有する企業、3点目はサービスラインナップの充実や同社にないノウハウや技術を持ち、既存サービスの進化、競争力の向上に寄与する企業、4点目は開発力の強化を図るため、優秀なエンジニアを豊富に抱える企業である。
買収したECサイトについては、2017年8月から連結開始し、今後のBtoC向けECサイト運営事業を拡大していくうえでの運用ノウハウの獲得を目的としたものとなっている。同ECサイトの運営で、商品の在庫管理や効果的な発送方法、商品の値付け等のノウハウを蓄積していく。
また、既存のクラウドサービスについても主力の「i-search」や「i-ask」、「IVR」等の業界トップクラスのシェアを築きつつあるサービスをフック役に、その他のサービスを追加することで顧客当たり単価を引き上げていくほか、新規顧客の開拓も進めながら安定成長を目指していく。2017年6月期は外注費や人件費の増加などで一時的に利益が落ち込んだものの、2018年6月期以降は新サービスの投入効果もあって再び増収増益路線に復帰することが予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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