C&GSYS Research Memo(3):2017年12月期第2四半期は微増益だがほぼ想定内の着地
[17/09/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
1. 2017年12月期第2四半期の業績概要
C&Gシステムズ<6633>の2017年12月期第2四半期の決算は、売上高が2,087百万円(前年同期比4.2%減)、営業利益が233百万円(同3.6%増)、経常利益が257百万円(同6.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が143百万円(同4.7%増)となった。前年同期比では微増益となったが、計画に対しても上回っており、全体としてはほぼ想定内の結果であったと言える。
セグメント別売上高は、CAD/CAMシステム等事業が1,803百万円(前年同期比2.9%増)であったが、仕向地別売上高は国内が1,581百万円(同5.2%増)、海外221百万円(同11.0%減)となった。国内市場においては、製造業における一時期の設備投資熱はやや高原状態になりつつあるようだが、「EXCESS HYBRID II」のリニューアル版の販売が好調に推移したほか、政府補助金関連やOEM関連の売上増も寄与したことから、全体的には国内需要は堅調に推移した。海外市場の動向では、減収の大部分は中国の落ち込みによるものだが、これは販売方法をそれまでの直接販売から代理店経由に移行したことで仕切価格での販売となったことによる。しかし一方で拠点コストも減少していることから、中国向けの利益率は向上している。東南アジア市場では、インドネシアやベトナムなどで需要は堅調に推移した。タイは減収になったものの経費節減効果もあり利益は確保した。一方で、韓国は大手自動車メーカー等を中心に需要が低迷し減収となった。北米向けは金額も小さく影響は軽微だった。
また金型製造事業の売上高は283百万円(同33.6%減)と大幅減収となったが、これは前年同期が異常に高かったためであり、ほぼ想定内の水準であった。
セグメント別の営業利益は、主力のCAD/CAMシステム等事業が204百万円(同17.5%増)、金型製造事業は売上高が減少したことから営業利益は29百万円(同43.1%減)となった。いずれもほぼ計画どおりの結果であった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<MW>
1. 2017年12月期第2四半期の業績概要
C&Gシステムズ<6633>の2017年12月期第2四半期の決算は、売上高が2,087百万円(前年同期比4.2%減)、営業利益が233百万円(同3.6%増)、経常利益が257百万円(同6.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が143百万円(同4.7%増)となった。前年同期比では微増益となったが、計画に対しても上回っており、全体としてはほぼ想定内の結果であったと言える。
セグメント別売上高は、CAD/CAMシステム等事業が1,803百万円(前年同期比2.9%増)であったが、仕向地別売上高は国内が1,581百万円(同5.2%増)、海外221百万円(同11.0%減)となった。国内市場においては、製造業における一時期の設備投資熱はやや高原状態になりつつあるようだが、「EXCESS HYBRID II」のリニューアル版の販売が好調に推移したほか、政府補助金関連やOEM関連の売上増も寄与したことから、全体的には国内需要は堅調に推移した。海外市場の動向では、減収の大部分は中国の落ち込みによるものだが、これは販売方法をそれまでの直接販売から代理店経由に移行したことで仕切価格での販売となったことによる。しかし一方で拠点コストも減少していることから、中国向けの利益率は向上している。東南アジア市場では、インドネシアやベトナムなどで需要は堅調に推移した。タイは減収になったものの経費節減効果もあり利益は確保した。一方で、韓国は大手自動車メーカー等を中心に需要が低迷し減収となった。北米向けは金額も小さく影響は軽微だった。
また金型製造事業の売上高は283百万円(同33.6%減)と大幅減収となったが、これは前年同期が異常に高かったためであり、ほぼ想定内の水準であった。
セグメント別の営業利益は、主力のCAD/CAMシステム等事業が204百万円(同17.5%増)、金型製造事業は売上高が減少したことから営業利益は29百万円(同43.1%減)となった。いずれもほぼ計画どおりの結果であった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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