ブイキューブ Research Memo(7):パッケージサービス「V-CUBE One」など独自の価値提供に注力
[17/09/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■事業概要
7. 強みと弱み
ブイキューブ<3681>のビジュアルコミュニケーション市場における強みは、専用のハードウェアを必要とする高価なテレビ会議システムに比べ、いつでもどこでも使える安価なWeb会議システムを提供していることである。さらに、Web会議システム市場においては、競合が多数存在する中で、ユーザー目線での開発や優れた技術の活用などにより、様々な高品質で使い勝手の良いサービスを提供し、サポート※する体制を構築してきたことが大きな差別化要因となっている。これらにより市場の黎明期からWeb会議システム市場でトップシェアを獲得し、結果として同業他社に比べWeb会議システムの事業規模が大きく成長したことにより、ユーザー当たりのコスト低減が図れ、同業他社に対して圧倒的な開発力、インフラ力を有することになったこと、競合他社にないサービスを組み合わせて販売する「V-CUBE One」など独自の価値提供に注力していることなどが更なる差別化要因として働いていると考えられ、同社の優位性は不動のものになっている。
※システム導入後、24時間365日体制でサポート。使い方に関する質問から、突発的なトラブルまで迅速に対応する体制を整えている。
加えて、アジアの展開力も強みとして考えられる。各海外拠点のデータセンター間を専用ネットワークで接続するサービスを、アジアを中心とした世界15ヶ所(日本、米国(米国東・米国西)、中国、香港、シンガポール、マレーシア、インドネシア、インド、ベトナム、タイ、オランダ、イギリス、オーストラリア、ブラジル)で提供するとともに、多言語対応(日本語、英語、中国語(簡体・繁体)、フランス語、インドネシア語、タイ語、韓国語)、英語対応可能なサポートセンターの拡充など、グローバル展開を行える体制を構築していることも強みと言えるだろう。
一方、同社の弱みは、株式上場前に比べると知名度は向上したものの、シスコシステムズなどの外資系大手企業のほか、国内の大手通信・メーカー系企業のグループ会社といった競合他社に比べると、同社の企業としての知名度は相対的に低いことにある。この課題解決のため、同社では、ビジュアルコミュニケーションの市場拡大に合わせて、費用対効果を考えた広告宣伝費の投下による知名度向上策を将来的に検討するとしている。
8. 事業等のリスク
事業等のリスクとしては、ビジュアルコミュニケーション市場の成長の時間軸のリスク、グループ製品の地方自治体への販売に関するリスク、人員の確保・グループ会社管理等に関するリスク、財務制限条項に関するリスクなどを挙げることができる。また、事業とは直接関係のないその他のリスクとして新株予約権行使による希薄化リスクが考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)
<TN>
7. 強みと弱み
ブイキューブ<3681>のビジュアルコミュニケーション市場における強みは、専用のハードウェアを必要とする高価なテレビ会議システムに比べ、いつでもどこでも使える安価なWeb会議システムを提供していることである。さらに、Web会議システム市場においては、競合が多数存在する中で、ユーザー目線での開発や優れた技術の活用などにより、様々な高品質で使い勝手の良いサービスを提供し、サポート※する体制を構築してきたことが大きな差別化要因となっている。これらにより市場の黎明期からWeb会議システム市場でトップシェアを獲得し、結果として同業他社に比べWeb会議システムの事業規模が大きく成長したことにより、ユーザー当たりのコスト低減が図れ、同業他社に対して圧倒的な開発力、インフラ力を有することになったこと、競合他社にないサービスを組み合わせて販売する「V-CUBE One」など独自の価値提供に注力していることなどが更なる差別化要因として働いていると考えられ、同社の優位性は不動のものになっている。
※システム導入後、24時間365日体制でサポート。使い方に関する質問から、突発的なトラブルまで迅速に対応する体制を整えている。
加えて、アジアの展開力も強みとして考えられる。各海外拠点のデータセンター間を専用ネットワークで接続するサービスを、アジアを中心とした世界15ヶ所(日本、米国(米国東・米国西)、中国、香港、シンガポール、マレーシア、インドネシア、インド、ベトナム、タイ、オランダ、イギリス、オーストラリア、ブラジル)で提供するとともに、多言語対応(日本語、英語、中国語(簡体・繁体)、フランス語、インドネシア語、タイ語、韓国語)、英語対応可能なサポートセンターの拡充など、グローバル展開を行える体制を構築していることも強みと言えるだろう。
一方、同社の弱みは、株式上場前に比べると知名度は向上したものの、シスコシステムズなどの外資系大手企業のほか、国内の大手通信・メーカー系企業のグループ会社といった競合他社に比べると、同社の企業としての知名度は相対的に低いことにある。この課題解決のため、同社では、ビジュアルコミュニケーションの市場拡大に合わせて、費用対効果を考えた広告宣伝費の投下による知名度向上策を将来的に検討するとしている。
8. 事業等のリスク
事業等のリスクとしては、ビジュアルコミュニケーション市場の成長の時間軸のリスク、グループ製品の地方自治体への販売に関するリスク、人員の確保・グループ会社管理等に関するリスク、財務制限条項に関するリスクなどを挙げることができる。また、事業とは直接関係のないその他のリスクとして新株予約権行使による希薄化リスクが考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)
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