FJネクスト Research Memo(7):2018年3月期も増収基調が継続する見通し
[17/10/18]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■業績動向
3. 2018月3月期の業績予想
2018年3月期の業績予想についてFJネクスト<8935>は、売上高を前期比4.2%増の64,000百万円、営業利益を同25.1%減の6,000百万円、経常利益を同26.0%減の6,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同28.8%減の3,900百万円と増収基調が継続するものの減益を見込んでいる。
売上高は、各事業が好調に推移する見通しである。特に、不動産開発事業における販売戸数は過去最高の2,071戸(前期比55戸増)※を想定している。また、不動産管理事業については、ストックビジネス強化の方針のもと、外部受注を含めた管理戸数の増加を図るとともに、建設事業も好調な外部受注の獲得により高い業績水準を維持する。旅館事業についても安定稼働による堅調推移を見込んでいる。
※そのうち、ファミリータイプマンションは4棟(前期は2棟)に増加する予定。
一方、利益面では、前期に引き続き、土地仕入価格や建築費の高止まりなどによる原価率の上昇を保守的に見積もったことから営業利益率は9.4%(前期は13.1%)に低下する想定となっており、増収ながら営業減益を見込んでいる。
弊社では、土地の仕入れ競争が激化しているものの、外部環境(賃貸需要及び購入需要)が引き続き好調に推移している上、前期末の棚卸資産が順調に積み上がっていることから同社の売上高予想は十分に達成可能であるとみている。むしろ、前期同様、中古マンションによる販売戸数の上乗せに注意する必要がある。加えて、利益面についても、減益予想となっているが、こちらも前期同様、販売価格が不動産市況を反映した形で好調に推移することにより上振れる可能性に注意したい。また、上期と下期の業績バランスを見ると、下期偏重による業績の伸びを想定(上期は前年同期比で大幅な減収減益予想)しているところにも注意が必要である。
なお、第1四半期の業績は、売上高が前年同期比3.1%減の14,442百万円、営業利益が同9.6%減の1,595百万円、経常利益が同12.8%減の1,591百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同25.8%減の877百万円となった。ただし、前述のように下期偏重による業績の伸びを想定していることに加え、第2四半期の計画に対する第1四半期の進捗率は売上高で51.6%、営業利益で69.3%となっていることから、順調に滑り出したとみても良いだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
<HN>
3. 2018月3月期の業績予想
2018年3月期の業績予想についてFJネクスト<8935>は、売上高を前期比4.2%増の64,000百万円、営業利益を同25.1%減の6,000百万円、経常利益を同26.0%減の6,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同28.8%減の3,900百万円と増収基調が継続するものの減益を見込んでいる。
売上高は、各事業が好調に推移する見通しである。特に、不動産開発事業における販売戸数は過去最高の2,071戸(前期比55戸増)※を想定している。また、不動産管理事業については、ストックビジネス強化の方針のもと、外部受注を含めた管理戸数の増加を図るとともに、建設事業も好調な外部受注の獲得により高い業績水準を維持する。旅館事業についても安定稼働による堅調推移を見込んでいる。
※そのうち、ファミリータイプマンションは4棟(前期は2棟)に増加する予定。
一方、利益面では、前期に引き続き、土地仕入価格や建築費の高止まりなどによる原価率の上昇を保守的に見積もったことから営業利益率は9.4%(前期は13.1%)に低下する想定となっており、増収ながら営業減益を見込んでいる。
弊社では、土地の仕入れ競争が激化しているものの、外部環境(賃貸需要及び購入需要)が引き続き好調に推移している上、前期末の棚卸資産が順調に積み上がっていることから同社の売上高予想は十分に達成可能であるとみている。むしろ、前期同様、中古マンションによる販売戸数の上乗せに注意する必要がある。加えて、利益面についても、減益予想となっているが、こちらも前期同様、販売価格が不動産市況を反映した形で好調に推移することにより上振れる可能性に注意したい。また、上期と下期の業績バランスを見ると、下期偏重による業績の伸びを想定(上期は前年同期比で大幅な減収減益予想)しているところにも注意が必要である。
なお、第1四半期の業績は、売上高が前年同期比3.1%減の14,442百万円、営業利益が同9.6%減の1,595百万円、経常利益が同12.8%減の1,591百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同25.8%減の877百万円となった。ただし、前述のように下期偏重による業績の伸びを想定していることに加え、第2四半期の計画に対する第1四半期の進捗率は売上高で51.6%、営業利益で69.3%となっていることから、順調に滑り出したとみても良いだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
<HN>