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C&R Research Memo(7):自己資本比率は50%以上、有利子負債比率は30%以下で財務内容は健全

注目トピックス 日本株
■クリーク・アンド・リバー社<4763>の業績動向

3. 財務状況と経営指標
2018年2月期第2四半期末の総資産は前期末比で769百万円増加の11,782百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現預金が682百万円、売上債権が144百万円それぞれ増加した。また、固定資産では有形固定資産が39百万円、投資その他資産が59百万円それぞれ減少した。

負債合計は前期末比で70百万円増加の5,034百万円となった。流動負債で営業未払金が210百万円減少した一方で、未払法人税等が106百万円増加した。また、有利子負債は長短合わせて122百万円増加した。純資産は前期末比699百万円増加の6,747百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が540百万円増加したほか、非支配株主持分が137百万円増加した。

経営指標を見ると、経営の安全性を示す流動比率や自己資本比率、有利子負債比率はすべて改善している。有利子負債残高は若干増加したものの、収益拡大に伴う利益増が改善要因となった。ネットキャッシュ(現預金-有利子負債)も改善が進んでおり、財務の健全性は高まっていると判断される。また、収益性についても営業利益率が前期比並びに前年同期比で向上している。収益性が低かったクリエイティブ分野(韓国)事業が第2四半期からほぼなくなったことや、クリエイティブ分野(日本)事業、医療分野事業の収益性が向上したことが要因となっている。

(執筆:フィスコアナリスト 佐藤 譲)



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