ヨシムラフード Research Memo(6):2018年2月期第2四半期は大幅増益、ビジネスモデルの強みが現れた決算
[17/11/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
2. 2018年2月期第2四半期の業績動向
ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>の2018年2月期第2四半期の業績は売上高が前年同期比43.9%増の9,935百万円、営業利益が同44.9%増の352百万円、経常利益が同56.6%増の389百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同102.8%増の331百万円となった。
製造事業では、積極的な設備投資や子会社間の相互支援により、新商品の開発や販路の拡大を推進した。この結果、主力のチルドシウマイやチルド餃子を引き続き伸ばした楽陽食品が売上高2,548百万円(前年同期比8.9%増)、新商品の冷凍かきフライが好評だったオーブンが売上高1,152百万円(同15.1%増)となるなど既存子会社が好調だった。加えて、2017年2月期に新たにグループ企業となった純和食品、榮川酒造、エスケーフーズの3社が収益に寄与した。このため、製造事業セグメントの売上高は7,701百万円(同59.6%増)、営業利益は460百万円(同40.9%増)となった。販売事業でも、子会社間の情報網などを活用して既存取引先への企画提案の強化に注力した結果、主要取引先への冷食原料を大幅に伸ばしたヨシムラ・フードの売上高が2,548百万円(同8.9%増)になるなど、販売事業セグメントの売上高は2,234百万円(同7.4%増)、営業利益は96百万円(同4.3%増)となった。
まさに同社の強みである、子会社増による事業の拡大と「中小企業支援プラットフォーム」が有効に機能した決算だったと言えるだろう。このため、売上高で383百万円、営業利益で72百万円期初の業績予想を超過した。しかし実は、第1四半期の営業利益は期初予想を超過したが、第2四半期は期初予想に未達だった。第2四半期が閑散期となるところに、1)6月の酒税法改正で榮川酒造の販売単価は上がったものの販売数量が未達になったこと、2)新規製造ラインを導入した楽陽食品において8月の試運転時の不具合により原価率が上がったことーが理由である。しかし、1)は徐々に影響が薄まっていくと見られること、2)は一時的要因であることから、第3四半期以降の業績に大きな影響は及ぼさないと考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
<NB>
2. 2018年2月期第2四半期の業績動向
ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>の2018年2月期第2四半期の業績は売上高が前年同期比43.9%増の9,935百万円、営業利益が同44.9%増の352百万円、経常利益が同56.6%増の389百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同102.8%増の331百万円となった。
製造事業では、積極的な設備投資や子会社間の相互支援により、新商品の開発や販路の拡大を推進した。この結果、主力のチルドシウマイやチルド餃子を引き続き伸ばした楽陽食品が売上高2,548百万円(前年同期比8.9%増)、新商品の冷凍かきフライが好評だったオーブンが売上高1,152百万円(同15.1%増)となるなど既存子会社が好調だった。加えて、2017年2月期に新たにグループ企業となった純和食品、榮川酒造、エスケーフーズの3社が収益に寄与した。このため、製造事業セグメントの売上高は7,701百万円(同59.6%増)、営業利益は460百万円(同40.9%増)となった。販売事業でも、子会社間の情報網などを活用して既存取引先への企画提案の強化に注力した結果、主要取引先への冷食原料を大幅に伸ばしたヨシムラ・フードの売上高が2,548百万円(同8.9%増)になるなど、販売事業セグメントの売上高は2,234百万円(同7.4%増)、営業利益は96百万円(同4.3%増)となった。
まさに同社の強みである、子会社増による事業の拡大と「中小企業支援プラットフォーム」が有効に機能した決算だったと言えるだろう。このため、売上高で383百万円、営業利益で72百万円期初の業績予想を超過した。しかし実は、第1四半期の営業利益は期初予想を超過したが、第2四半期は期初予想に未達だった。第2四半期が閑散期となるところに、1)6月の酒税法改正で榮川酒造の販売単価は上がったものの販売数量が未達になったこと、2)新規製造ラインを導入した楽陽食品において8月の試運転時の不具合により原価率が上がったことーが理由である。しかし、1)は徐々に影響が薄まっていくと見られること、2)は一時的要因であることから、第3四半期以降の業績に大きな影響は及ぼさないと考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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