システムインテ Research Memo(5):無借金経営で財務内容は健全
[17/11/28]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■業績動向
3. 財務状況と経営指標
システムインテグレータ<3826>の2017年8月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比85百万円増加の3,295百万円となった。このうち流動資産は同126百万円増加の2,888百万円となった。現金及び預金が285百万円減少した一方で、売上債権が82百万円、仕掛品が314百万円増加した。仕掛品の増加は、ERP事業で下期に売上計上する大型案件の増加によるもの。固定資産は投資その他資産やソフトウェアの減少により、同41百万円減少の407百万円となった。
負債合計は前期末比24百万円増加の1,983百万円となった。買掛金が70百万円減少し、前受金が121百万円増加した。前受金の増加は保守契約による年間保守料金の受取と大型開発案件の中間金受取りによるもの。また、純資産は前期末比61百万円増加の1,312百万円となった。四半期純利益の計上で105百万円、配当金の支払いで44百万円となった。
経営指標を見ると、自己資本比率は39.8%と前期末比で0.8ポイント上昇した。自己資本比率が40%を下回っているのは負債の中に受注損失引当金1,263百万円が含まれているためだが、この影響を除けば60%を超える水準となっている。また、有利子負債もないことから財務の健全性は維持されていると判断される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<MW>
3. 財務状況と経営指標
システムインテグレータ<3826>の2017年8月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比85百万円増加の3,295百万円となった。このうち流動資産は同126百万円増加の2,888百万円となった。現金及び預金が285百万円減少した一方で、売上債権が82百万円、仕掛品が314百万円増加した。仕掛品の増加は、ERP事業で下期に売上計上する大型案件の増加によるもの。固定資産は投資その他資産やソフトウェアの減少により、同41百万円減少の407百万円となった。
負債合計は前期末比24百万円増加の1,983百万円となった。買掛金が70百万円減少し、前受金が121百万円増加した。前受金の増加は保守契約による年間保守料金の受取と大型開発案件の中間金受取りによるもの。また、純資産は前期末比61百万円増加の1,312百万円となった。四半期純利益の計上で105百万円、配当金の支払いで44百万円となった。
経営指標を見ると、自己資本比率は39.8%と前期末比で0.8ポイント上昇した。自己資本比率が40%を下回っているのは負債の中に受注損失引当金1,263百万円が含まれているためだが、この影響を除けば60%を超える水準となっている。また、有利子負債もないことから財務の健全性は維持されていると判断される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<MW>