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システムインテ Research Memo(6):2018年2月期は2期ぶりに過去最高益を更新する見通し

注目トピックス 日本株
■今後の見通し

1. 2018年2月期の業績見通し
システムインテグレータ<3826>の2018年2月期の業績見通しは、売上高が前期比19.6%増の3,800百万円、営業利益が同105.4%増の450百万円、経常利益が同103.4%増の453百万円、当期純利益が同106.1%増の283百万円と増収増益となり、当期純利益を除いて2期ぶりに過去最高業績を更新する見通しだ。売上高については会社計画をやや下振れする可能性はあるものの、下期はERP事業で大型案件の売上計上が見込まれており、2期ぶりの増収、4期ぶりの過去最高を更新する見通し。営業利益、経常利益についても受注損失引当金がなくなることや増収効果により2期ぶりの増益、過去最高を更新する見通しだ。

なお、同社は2018年2月期の重点施策として、生産性向上、マーケティング強化、新製品の開発の3点に取り組んでいる。生産性向上では、社長が陣頭指揮をとり、階層別の人材教育により、個々の社員のスキルアップに取り組んでいるほか、ナレッジ管理やBIツールの導入、業務効率の改善に取り組んでいる。また、従来から同社の課題の1つであったマーケティング力を強化するため、マーケティング部門を新設したほか、マーケティングオートメーションツールを導入し、見込み顧客の抽出から成約までのプロセスの効率化に取り組んでいる。新製品開発では、AI研究開発チームを新設(社長を含めて5名体制)してAI技術を活用したサービスの開発に注力している。2017年10月にAI技術を活用した「(仮称)Design Recognition AIサービス」を発表したほか、新AIサービスの開発も進めている。また、ソフトウェア業界向けをターゲットとした新サービスも近々、リリースする予定だ。これら重点施策を実行するための投資額として、同社は約150百万円を計画している(第2四半期までに約50百万円を投下)。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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