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ピクセラ Research Memo(1):2017年9月期第2四半期において再成長の足掛かりを作り、黒字転換を達成

注目トピックス 日本株
■要約

ピクセラ<6731>は、映像技術領域(放送、画像、通信等)のソフトウェアにおける開発力と長年の開発ノウハウを有し、液晶テレビやデジタルチューナー等のデジタルAV家電及び関連製品、組込部材等の開発・製造・販売、テレビキャプチャー及び関連製品の開発・製造・販売、デジタルカメラ・ビデオカメラ向け画像編集関連ソフトウェアの開発・販売を行っている。

1. 2017年9月期第2四半期業績
2017年9月期第2四半期(2016年10月−2017年3月)の業績は、売上高が前年同期比20.1%増の1,216百万円、営業利益が42百万円(前年同期は193百万円の営業損失)、経常利益が30百万円(前年同期は235百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が14百万円(前年同期は238百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となった。前年同期比での増収に加え、売上総利益率が前年同期の22.5%から36.0%へと大幅に改善し、2015年9月期第1四半期(2014年10月−12月)以来の四半期での営業利益を計上した。2017年9月期第2四半期末においては、資本の増加がさらに図られ、新株予約権の行使による新株発行及び四半期純利益の計上により、自己資本比率は前期末の54.1%から58.1%へ改善した。

2. 2017年9月期通期業績予想
2017年9月期通期業績予想は、売上高が前期比143.7%増の4,633百万円となっている。増収の主な要因としては、4K映像対応STB(セットトップボックス)や「Conte」ブランドのIoT機器の販売増加が挙げられている。通期利益予想は、営業利益57百万円(前期は営業損失393百万円)、経常利益11百万円(前期は経常損失453百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益5百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失481百万円)と、2011年9月期以来となる6期ぶりの通期での黒字計上を見込んでいる。

3. 成長戦略
2017年9月期第2四半期における黒字転換に大きく寄与した4K映像対応STBをプラットフォームとして、IoT、AI・ビッグデータ、AR/VR(拡張現実/仮想現実)分野における事業拡大を計画している。IoT分野においては、前期に販売を開始した SIMフリー対応のLTE対応USBドングル(小型のデバイス)がリテール向けだけでなく、一括大量導入の見込める法人向けにも展開されて好調に推移しており、MVNO(仮想移動体通信事業者)サービスのセット販売も開始している。AI・ビッグデータ分野においては、自社のテレビチューナーを利用する多数のユーザーを既に抱えている強みを生かして、テレビの視聴データやその分析結果及び分析基盤プラットフォームを提供している。AR/VR分野では、スマートフォン用VR無料アプリの提供を既に開始しており、パ・リーグやJリーグの試合のライブ配信等の実績を積み重ねている。同社はこれらの新規分野を軸とする再成長に向けて、自社の強みを生かした足掛かりを築いてきている。

■Key Points
・映像技術領域(放送、画像、通信等)のソフトウェア開発力を生かしたハードウェア・ソフトウェア製品及び関連サービスを提供
・2017年9月期第2四半期において、前年同期比20.1%の増収と売上総利益率の大幅な改善を達成
・4K映像対応STBをプラットフォームとして、IoT事業、AI・ビッグデータ事業、AR/VR事業を拡大していくことで、通期の黒字達成と、今後の再成長を図る

(執筆:フィスコ客員アナリスト 廣田重徳)



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