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エイジア Research Memo(7):2018年3月期業績も2ケタ増収増益、過去最高業績を更新する見通し

注目トピックス 日本株
■今後の見通し

2. 2018年3月期の業績見通し
エイジア<2352>の2018年3月期の連結業績は、売上高が前期比11.9%増の1,488百万円、営業利益が同19.8%増の344百万円、経常利益が同19.7%増の349百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同28.5%増の227百万円と2ケタ増収増益となり、連続で過去最高業績を更新する見通しだ。第2四半期累計業績で期初計画を上回った分を通期計画でも期初計画から上乗せしている。利益面では、中途採用人員を3名絞り込んだことが利益増の要因となったため、下期も同額程度の人件費抑制効果が見込まれるが、同額程度をセキュリティ対策費用として充当するため、下期の費用としては期初計画と変わらない。

四半期ベースで見ると第3四半期は、予定していた大型ライセンス案件(約30百万円)の売上計上時期が顧客都合によって第4四半期にズレ込みそうなことから、伸び率が一時的に鈍化する可能性はあるが、足元の受注状況は引き続き順調に推移しており、通期では会社計画を達成する可能性が高いと弊社では見ている。

事業セグメント別の売上見通しでは、主力のアプリケーション事業で前期比10%増の1,236百万円を見込んでいる。クラウドサービス、ライセンス販売、保守ともに増収が続くものと予想される。コンサルティング事業については同25%増の228百万円を見込んでいる。Web制作等の引き合いが旺盛なことから今下期はFUCAの本社フロアを2倍に増床しており、デザイナーやディレクターを増員して、受注能力を拡大していく方針だ。また、メールコンテンツの企画・制作についても好調に推移する見通し。オーダーメイド開発事業は自社開発の進捗状況次第ではあるものの、前期比4.3%増の24百万円を見込んでいる。

なお、マレーシア子会社については2018年3月期も5百万円程度の損失となるが、2019年3月期は収益が改善する見通しとなっている。同国内で需要拡大が見込まれているレンタルサーバー事業を開始するためで、既に顧客も数社決まっている。同事業の開始により2019年3月期に営業利益段階で収支均衡ラインを目指していく。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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