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桑山 Research Memo(12):成長に伴ってリスクは増すが、対策も万全

注目トピックス 日本株
■中期経営計画

2. リスクと対策
桑山<7889>は貴金属を扱っている関係から地金相場や為替相場の影響を受けやすい。また、海外展開も急ピッチのため海外でのリスクも増している。2016年3月期にタイ工場で多額の地金差損を発生させた。発生原因はタイで増産していたところに予想外の相場変動が起きたことである。貴金属を扱ううえで相場変動は付き物と言えるが、同社はこうした変動への対策として、地金の取引を売買取引から委託加工取引へと切り替えており、2018年1月より本格稼動する。2017年3月期には、関連会社Daems Giovanni BVBAへの出資金全額728百万円を特別損失に減損計上した。出資の目的は、Daems Giovanni BVBAの持つ自動製造、高精度測定技術の技術移転であった。しかし、Daems Giovanni BVBAの財務内容が悪化したため、回復可能性や相手先の状況を勘案して提携を中断、保守的な観点から減損を計上したのである。今後、M&Aや出資、提携などの案件については充分精査を加えるが、中長期成長の観点から新技術や新市場の獲得は必要なため前向きに検討する方針である。

ところで、近年増えてきた貴金属リユースの影響は少なからずあると考える。地金は溶かして精錬すれば新品になるので、リユースと言えばダイヤモンドや色石のリユースである。同社は国内大手小売にブライダル需要向けフレッシュダイヤモンド(バージンダイヤモンド)を直接納品している。ブライダル客の中古嫌いは強いため、同社は当面リユースを扱わないことにしている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)


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