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RIZAP-G---ビーアンドディーの子会社化により本格展開させるスポーツ事業、飛躍的成長を目指す

注目トピックス 日本株
RIZAPグループ<2928>は、20日に発表されたビーアンドディー(本社:東京都豊島区)の子会社化を足がかりに、グループの総力を挙げたスポーツ事業の本格展開を進めていく方針だ。

ビーアンドディーの商品開発力とRIZAPグループ各社の商品開発の強みを掛け合わせ、スポーツアパレルや、各種スポーツにおいてパフォーマンスを最大化するための機能性ウェア、ギア、サプリメント、フード等の新商品や、先進的な新サービスの共同開発を推進していくとしている。

また、RIZAPグループ全体の800以上の店舗基盤を活用し、店舗間における相互送客および多種多様な顧客ニーズに応えるマーケティングの実践により、販売機会の最大化を進めていく。RIZAPボディメイク事業における目標達成後の自己実現の提案の選択肢を、従来のRIZAP GOLF、RIZAP ENGLISH、ジーンズメイト<7448>などのアパレルに加え、今後は、スポーツ全般に広げることが可能となる。これにより、これまで以上に「顧客に対し生涯の寄り添い」を通じたサービスによる顧客満足度の向上が期待される。

今後のスポーツ事業の成長を早期に実現するため、グループの経営陣および必要な経営資源を重点的に投じ、グループの総力を挙げて、本格展開させるスポーツ事業の飛躍的な成長を目指していく。特に、ジバンシィ、イヴ・サンローラン、ウブロなどの世界的ブランドの日本法人トップを20年間歴任し、各社の業績回復に貢献した「ブランド再生人」として招聘した高倉 豊氏がRIZAPスポーツ小売事業統括責任者として指揮を取り、スポーツ事業全体の成長戦略を推進していく。

民間調査会社の調査によると、2017年のスポーツ用品国内市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年比102.6%の1兆4,555億5,000万円と予測されている。2017年は円相場が再び円安基調で推移し、インバウンド需要が期待されるほか、ランニングブームも依然として継続していることから、スポーツ用品国内市場は今後も安定して推移すると想定される。

ビーアンドディーは、競技人口の多いサッカーやランニング商材を主力に「顧客への寄り添い」を強みとした本格派プロスポーツショップである。今回のグループ入りにより、サッカー人口(約630万人)、ランニング人口(約1100万人)合計約1,700万人の市場を取り込むことになる。RIZAPグループがこれまで対象としてきたトレーニング人口(約1,100万人)、ゴルフ(約920万人)にこれらが加わることで、対象とするスポーツ人口が単純計算で倍増することになる。RIZAP関連事業および健康関連・ウインタースポーツに強みを持つRIZAPアパレル事業からなる既存の事業基盤に、ビーアンドディーが加わることで、スポーツ小売事業の事業基盤の強化が期待される。

また、政府(経済産業省、スポーツ庁)より「スポーツ産業を現状の5兆円から、2020年には10兆円、2025年には15兆円産業」にするという方針が出されおり、RIZAPグループのスポーツ関連事業にとっても追い風となろう。


<MW>

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