シュッピン Research Memo(10):1対2の株式分割を発表。2018年3月期は実質3円増配の9円の配当を計画
[17/12/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■株主還元
シュッピン<3179>は株主還元を重要な経営課題として位置付け、配当による還元を基本方針としている。2017年3月14日付で同社は配当方針の変更を発表した。従来は安定配当継続を行うとしていた配当方針を、2017年3月期からは目標とする配当性向を設定しそれに沿った配当を行う方針へと変更した。今回の変更では、“20%〜30%の配当性向を当面の目標”としつつ“将来的には更なる積極的な利益還元を行う方針”とも述べている。
2018年3月期について同社は、期末に9円配の配当予想を公表している。期初時点で同社は前期比6円増配の18円の配当予想を公表していた。しかし第2四半期決算発表に際して2018年1月1日付で1対2の割合で株式分割を行うことを発表したため、株式分割を考慮した期末配当金は9円となる。株式分割を調整した2017年3月期の配当金は6円となるため、実質的に3円の増配となる。
前述のように弊社では2018年3月期の業績見通しを控え目と考えている。仮に業績が上振れで着地し、配当性向が20%を下回ることになれば、基本とする配当方針に従って配当が見直される可能性もあるだろう。
■情報セキュリティ
シュッピン<3179>は不特定多数の個人消費者を対象とするEC企業であり、また、約34万人の会員を抱えるだけに、情報セキュリティには極めて高い意識を持って臨んでいる。最もリスクが高いと考えられるクレジットカード情報は、取引の決済に外部のシステムを活用しているため、そもそも同社には存在しておらず、漏洩リスク等はない。一般的な個人情報の管理においては、セキュリティソフトの活用は言うまでもないが、その更新をきちんと行うことでセキュリティシステムをフレッシュな状態に保ち、新手の攻撃にもすきを作らないことに注力している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<TN>
シュッピン<3179>は株主還元を重要な経営課題として位置付け、配当による還元を基本方針としている。2017年3月14日付で同社は配当方針の変更を発表した。従来は安定配当継続を行うとしていた配当方針を、2017年3月期からは目標とする配当性向を設定しそれに沿った配当を行う方針へと変更した。今回の変更では、“20%〜30%の配当性向を当面の目標”としつつ“将来的には更なる積極的な利益還元を行う方針”とも述べている。
2018年3月期について同社は、期末に9円配の配当予想を公表している。期初時点で同社は前期比6円増配の18円の配当予想を公表していた。しかし第2四半期決算発表に際して2018年1月1日付で1対2の割合で株式分割を行うことを発表したため、株式分割を考慮した期末配当金は9円となる。株式分割を調整した2017年3月期の配当金は6円となるため、実質的に3円の増配となる。
前述のように弊社では2018年3月期の業績見通しを控え目と考えている。仮に業績が上振れで着地し、配当性向が20%を下回ることになれば、基本とする配当方針に従って配当が見直される可能性もあるだろう。
■情報セキュリティ
シュッピン<3179>は不特定多数の個人消費者を対象とするEC企業であり、また、約34万人の会員を抱えるだけに、情報セキュリティには極めて高い意識を持って臨んでいる。最もリスクが高いと考えられるクレジットカード情報は、取引の決済に外部のシステムを活用しているため、そもそも同社には存在しておらず、漏洩リスク等はない。一般的な個人情報の管理においては、セキュリティソフトの活用は言うまでもないが、その更新をきちんと行うことでセキュリティシステムをフレッシュな状態に保ち、新手の攻撃にもすきを作らないことに注力している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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