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イグニス---ラジオNIKKEIマーケットプレス11月9日放送

注目トピックス 日本株
ラジオNIKKEIマーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業調査レポート』11月9日放送において、イグニス<3689>を取り上げている。主な内容は以下の通り。

イグニス<3689>は、スマートフォン向けネイティブアプリの企画・開発・運営・販売を手掛けています。「コミュニティ」「ネイティブゲーム」「メディア」の3つのジャンルを事業の柱とし、ゲーム及び非ゲームの領域で独自のポジショニングを確立しています。

イグニスは、今期より2020年9月期までの中期経営計画をスタートしました。新たな成長軸が立ち上がってきたことから、既存事業を「コミュニティ」「ネイティブゲーム」「メディア」の3つの事業に枠組みを整理し、それぞれの維持・強化を図る一方、新たに3事業(ライフハック、VR、もう1つは未定)を順次立ち上げ、2020年にはすべて収益事業化することを目指しています。2020年9月期の目標として、売上高150億円、営業利益60億円を掲げており、新規事業で営業利益の30%を稼ぎ出す構えです。なお、この新規事業のうち、VR事業については事業成功のために、長期的な視点でのマネタイズ化を検討しています。

2017年9月期第3四半期の業績は、売上高が前年の同期と比べて1.8%増の41億900万円、営業利益が前年の同期と比べて89.7%減の1億2,300万円と増収ながら大幅な減益となりました。積極的な事業投資の継続などが利益を圧迫したものの、概ね想定の範囲内での進捗とみられます。売上高は、オンラインの婚活サービス「with」の大幅な伸びが増収に寄与しました。ただ、「ぼくドラ」が第3四半期で一時的に落ち込んだことにより、売上高全体では微増収にとどまりました。一方、利益面では、新プロダクト開発や新規事業の立ち上げに伴う研究開発費のほか、「with」を中心とした広告宣伝費の増加、体制強化に伴うオフィス増床関連費用の発生等が大幅な減益を招きました。もっとも、期初に発表したイグニスの決算説明資料でも事業投資のことが触れられており、想定どおりの展開とみられます。

2017年9月期の業績予想について同社は、売上高を前の期と比べて7.4%増の60億円と見込んでいますが、利益予想については現時点で開示はありません。2017年9月期を「事業ポートフォリオの創造元年」と位置付け、積極的に投資を行う方針を打ち出しており、既存事業におけるプロモーションコストや先行投資の規模、そのタイミングなどについて現時点で合理的な見積りが困難であることが利益予想を開示していない理由です。ただ、新規事業等への投資については目安として15億円規模を予定していることから、利益水準は一旦低下する可能性が高いです。

ラジオNIKKEI マーケットプレス
「フィスコ presents注目企業調査レポート」毎週月・木曜14:30〜14:45放送



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