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スリー・ディー・マトリックス---ラジオNIKKEIマーケットプレス11月16日放送

注目トピックス 日本株
ラジオNIKKEIマーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業調査レポート』11月16日放送において、スリー・ディー・マトリックス<7777>を取り上げている。主な内容は以下の通り。

スリー・ディー・マトリックス<7777>は2004年に設立されたバイオマテリアルのベンチャー企業です。米マサチューセッツ工科大学において開発された「自己組織化ペプチド技術」を使って外科医療分野の吸収性局所止血材、再生医療分野の歯槽骨再建材、医薬品分野では核酸医薬向けドラッグデリバリーシステム等の開発を国内外で進めています。

2018年4月期第1四半期の連結業績は、事業収益が前年の同期と比べて721.2%増の6,600万円、営業損失が4億1,500万円となりました。事業収益の期初計画は4,100万円だったことから、2,500万円上回ったことになります。これは、オーストラリアでの販売が耳鼻咽喉科向けに加え、腹腔鏡手術や心臓血管吻合術などその他の外科領域にも広がってきたことが主因で、アジア・オセアニア向けの売上高は計画比約3倍の3,800万円と大きく伸長しています。国内でも8月より止血材の治験が開始されており、2018年4月期中の治験終了を目指しています。費用面では、止血材の販売増に伴い売上原価や販管費が増加し、前年同期と比べて営業損失額がやや拡大しましたが、おおむね会社計画どおりの進捗となっています。

2018年4月期の業績は、事業収益は3億400万円〜23億5,400万円、営業利益は16億7,500万円の損失から6億3,000万円の利益とレンジ予想の開示となっています。事業収益のレンジは、欧州市場における止血材の独占販売ライセンス契約の有無によるものです。また、営業利益のレンジは、ライセンス契約の有無に加えて欧州で準備を進めている次世代止血材に関する治験の有無によるものとなっています。

止血材の売上高は前の期と比べて2.8倍増の3億400万円を見込んでいます。第2四半期以降もオーストラリアから継続的な発注が入っていること、欧州では有力代理店のPENTAXが第2四半期から本格的に稼働するほか、イタリアやスペインの一部公立病院で入札が開始されたことで、今後の販売増が見込まれること等から、通期の止血材売上高についても会社計画を上回る可能性が高いとフィスコでは見ています。

ラジオNIKKEI マーケットプレス
「フィスコ presents注目企業調査レポート」毎週月・木曜14:30〜14:45放送



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