窪田製薬HD Research Memo(6):筆頭株主のSBIグループは今後も事業活動をサポートしていく意向
[17/12/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
3. 財務状況と経営指標
窪田製薬ホールディングス<4596>の2017年12月期第3四半期末の総資産は前期末比2,991百万円減少の14,181百万円となった。主に研究開発費等の事業活動資金に充当するため、その他金融資産が減少したことが主因となっている。負債合計は前期末比41百万円減少の606百万円となった。主に退職金の支払いが終了したことによる未払報酬の減少によるものとなる。資本合計は前期末比2,949百万円減少の13,574百万円となった。主に親会社の所有者に帰属する四半期損失2,793百万円の計上と円高の影響による米子会社の換算差額によるものとなっている。
同社の業績はまだ開発ステージで研究開発費が先行することから、当面は損失が続く見通しであるが、手元キャッシュ(現預金及び短期・長期の金融資産)は合計で133億円あり、今後2〜3年程度の事業活動を継続していくだけの財務余力は十分あると判断される。
なお、SBIホールディングスのグループ会社であるSBIインキュベーションが同社株式の38.2%を占める筆頭株主となっている。中長期投資により、企業価値に資することが保有目的と思われ、今後も筆頭株主として同社の事業活動をサポートしていくであろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<MH>
3. 財務状況と経営指標
窪田製薬ホールディングス<4596>の2017年12月期第3四半期末の総資産は前期末比2,991百万円減少の14,181百万円となった。主に研究開発費等の事業活動資金に充当するため、その他金融資産が減少したことが主因となっている。負債合計は前期末比41百万円減少の606百万円となった。主に退職金の支払いが終了したことによる未払報酬の減少によるものとなる。資本合計は前期末比2,949百万円減少の13,574百万円となった。主に親会社の所有者に帰属する四半期損失2,793百万円の計上と円高の影響による米子会社の換算差額によるものとなっている。
同社の業績はまだ開発ステージで研究開発費が先行することから、当面は損失が続く見通しであるが、手元キャッシュ(現預金及び短期・長期の金融資産)は合計で133億円あり、今後2〜3年程度の事業活動を継続していくだけの財務余力は十分あると判断される。
なお、SBIホールディングスのグループ会社であるSBIインキュベーションが同社株式の38.2%を占める筆頭株主となっている。中長期投資により、企業価値に資することが保有目的と思われ、今後も筆頭株主として同社の事業活動をサポートしていくであろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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