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プラザクリエイト Research Memo(4):新規出店効果で増収となるも、先行投資負担や一時的要因で経常損失を計上

注目トピックス 日本株
■業績動向

3. モバイル事業の動向
モバイル事業の今第2四半期は、売上高5,893百万円(前年同期比9.9%増)、経常損失72百万円(前年同期は76百万円の利益)と、増収ながら経常損失を計上した。

売上高が10%近い増収となった要因は積極的な新規出店によるものだ。プラザクリエイト本社<7502>は今第2四半期の6ヶ月間で5店舗を新規出店したが、前年下期に8店舗を出店しているため、前年同期との比較では13店舗の増加となる。

スマートフォン市場は既に成熟しており、人気機種の新製品投入などがなければ伸びにくい状況となっている。前述のように同社は2016年より積極的に新規出店を行ったため、携帯端末の販売台数総数は前年同期を上回って推移しているが、1店舗当たりの販売台数は前年同期を下回っていると推測される。同社の今第2四半期の既存店売上高が93.9%にとどまったことはそれを示唆している。

利益面では、前述のように積極的な新規出店に伴う初期費用が利益圧迫要因となった。今第2四半期は5店舗を新規出店した。また、成熟化した市場で売上高を伸ばすのに必要な資質を備えた人材の拡充に努めたほか、販促費も増加させた。こうした一連の費用も利益圧迫要因となった。さらに、2017年9月下旬に投入された人気機種の新製品が、様子見ムードから販売が伸びなかった。これらの結果、今第2四半期の経常利益は前年同期比148百万円悪化し、72百万円の経常損失となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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