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ミロク情報 Research Memo(3):2018年3月期第2四半期累計業績は会社計画を上回り、過去最高業績を更新

注目トピックス 日本株
■業績動向

1. 2018年3月期第2四半期累計業績の概要
ミロク情報サービス<9928>の2018年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比6.2%増の13,885百万円、営業利益が同28.4%増の2,685百万円、経常利益が同25.7%増の2,643百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同22.5%増の1,657百万円と半期ベースで過去最高業績を連続更新し、期初会社計画比でもすべての項目において上回る等、好調な決算となった。

成長戦略として取り組んできた「顧客基盤とサービス収入の拡大」並びに「受注残高を意識した経営目標管理の徹底」が着実に収益増につながっていると言え、特に当第2四半期累計期間では、会計事務所向け製品の売上が前年同期比16.3%増と好調に推移したほか、ストック型ビジネスであるサービス収入も契約先数の拡大により同6.8%増と順調に伸び業績のけん引役となった。また、システム導入契約売上高の受注残についても、第2四半期末で6.08ヶ月(期首比で0.48ヶ月増)と着実に積み上がっており、受注面でも順調に拡大していることがうかがえる。

収益性について見ると、売上総利益率は収益性の高いソフトウェアやサービス収入の売上構成比が上昇したことにより、前年同期比で1.1ポイント上昇の67.3%と過去最高水準となった。また、人件費や広告宣伝費の増加を主因に販管費は前年同期比で1.5%増加したが、増収効果により販管費率は同2.2ポイント低下し、この結果、営業利益率は同3.3ポイント増の19.3%と大きく上昇している。

期初会社計画比では、会計事務所向けが想定よりも好調に推移したことで売上高が2.9%上回り、また、営業利益は増収効果に加えて販管費を計画よりも抑制できたことで22.1%上回る格好となった。

なお、開発面では企業における経費精算や勤怠管理等の業務を効率化するクラウドサービス「Edge Tracker」を開発し、さらに、FinTech分野の機能や各種クラウドサービスとの連携機能を強化した中堅・中小企業向けERPシステム「MJSLINK NX-Plus」を2017年10月にリリースしている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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