ミロク情報 Research Memo(5):財務の健全性は高い水準を維持
[17/12/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
3. 財務状況と経営指標
ミロク情報サービス<9928>の2018年3月期第2四半期末の財務状況について見ると、資産合計は前期末比654百万円増加の22,478百万円となった。流動資産では、新製品開発に伴う無形固定資産の取得や自己株式取得等のキャッシュアウトが増加したことにより、現金及び預金は921百万円減少した。固定資産では新製品開発に伴うソフトウェア仮勘定の計上等により無形固定資産が1,029百万円増加したほか、有形固定資産が135百万円増加した。
負債合計は前期末比318百万円増加の7,277百万円となった。有利子負債が長短合わせて393百万円増加したほか、流動負債で仕入債務等が194百万円増加し、未払法人税等が126百万円減少した。また、純資産合計については前期末比336百万円増加の15,201百万円となった。利益剰余金が727百万円、その他の包括利益累計額が137百万円それぞれ増加し、自己株式の取得が493百万円減少した。なお、自己株式については期中に30万株、729百万円の取得を実施した一方で、ストック・オプションの行使による自己株式処分235百万円を実施しており、第2四半期末の自己株式数は3,569千株(期末発行株式数に占める比率10.3%)と前期末の3,613千株から43千株減少している。
経営指標を見ると、自己資本比率は2017年3月期末の67.9%から67.5%に、有利子負債比率は9.2%から11.6%になる等財務体質の改善は小休止となっている。次世代製品やサービスの開発投資を積極的に取り組んでいることや資本効率向上のための自己株式を取得したこと等が要因であり、水準的には健全性を維持していると判断される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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3. 財務状況と経営指標
ミロク情報サービス<9928>の2018年3月期第2四半期末の財務状況について見ると、資産合計は前期末比654百万円増加の22,478百万円となった。流動資産では、新製品開発に伴う無形固定資産の取得や自己株式取得等のキャッシュアウトが増加したことにより、現金及び預金は921百万円減少した。固定資産では新製品開発に伴うソフトウェア仮勘定の計上等により無形固定資産が1,029百万円増加したほか、有形固定資産が135百万円増加した。
負債合計は前期末比318百万円増加の7,277百万円となった。有利子負債が長短合わせて393百万円増加したほか、流動負債で仕入債務等が194百万円増加し、未払法人税等が126百万円減少した。また、純資産合計については前期末比336百万円増加の15,201百万円となった。利益剰余金が727百万円、その他の包括利益累計額が137百万円それぞれ増加し、自己株式の取得が493百万円減少した。なお、自己株式については期中に30万株、729百万円の取得を実施した一方で、ストック・オプションの行使による自己株式処分235百万円を実施しており、第2四半期末の自己株式数は3,569千株(期末発行株式数に占める比率10.3%)と前期末の3,613千株から43千株減少している。
経営指標を見ると、自己資本比率は2017年3月期末の67.9%から67.5%に、有利子負債比率は9.2%から11.6%になる等財務体質の改善は小休止となっている。次世代製品やサービスの開発投資を積極的に取り組んでいることや資本効率向上のための自己株式を取得したこと等が要因であり、水準的には健全性を維持していると判断される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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