Hama:2017検索ワードランキングに見る2018年への警告!?【年始用ソーシャルレポーター】
[17/12/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家Hama氏(ブログ「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2017年12月20日20時に執筆
「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」のHamaでございます。
前回は2017年の振り返りを行いました。
その中で、昨年1年間を通して見た場合に、結果的に日本の株式市場を押し上げた立役者は、外国人ではなく日銀だった、ということをお伝えしました。
昨年のことは昨年のこととして、投資家の皆さんが今一番知りたいのは、「戌(いぬ)笑い」と言われる今年2018年が株式市場にとってどんな年になるのか、ということでしょう。
■大方の予想が、2018年の日経平均は続伸
大手証券会社の予想を見ると、その大半が、日経平均株価25,000円から26,000円への続伸をメインシナリオとしています。中には27,000円の高値を予想しているところもあるようです。
みずほ総研が昨年12月6日に公表した、恒例の「とんでも予想2018年」では、日経平均3万円、NYダウ3万ドルが掲げられていますが、こちらは「メインシナリオとは一線を画す、とんでも予想」との前置きありなのでリアリティはさておき、読み物として面白い内容となっています。
ただ、2017年のNYダウを見てみると、今年1年間大きな調整無く上昇を続けた結果、その上昇幅は約5,000ドルに達しています。現在、概ね24,800ドル付近にありますので、2017年と同程度の上昇率が続けば、2018年NYダウ3万ドルは、十分に現実的な数字と見ることもできます。
いずれにせよ、上記「とんでも予想」も含めて、大方の市場関係者は日経平均株価が上昇する前提で相場の予想を行っていることが分かります。
(※ブラックスワンとして日経平均大暴落を掲げているアナリストもいます。)
■企業業績からは上昇期待も、問題は大幅調整場面が訪れるか否か
基本的に株価の骨格をなす足元の企業業績については、日米とも堅調に推移している上、リーマンショックから9年を経て、企業の構造転換が進んだことで、日本企業の基礎体力、また為替変化に対する耐性についても、ここ数年で飛躍的に強化されています。
今後も、長期的に見れば日米の株価上昇基調は続くと見るのが自然でしょうが、問題は2018年に大きな調整場面が訪れるかどうか。
2015年に上昇基調であった日経平均株価も、2016年前半には、誰も想定していなかった大暴落を経験することになりました。
当時、アベノミクス終焉が叫ばれ、世界的な景気後退が危惧されましたが、結果的にはリーマンショック以降拡大し続けてきた世界景気は、米・独牽引のもとで持続し、大暴落も短期的な景気の調整局面に終わったことが分かります。
しかし、私たち個人投資家にとって重要なのは、その大きな調整場面に巻き込まれない事。
もっと言えば、大きな調整場面をチャンスにすることができれば、資産も大きく膨らむと言うことになります。
そういった意味では、私Hamaが年末時点の様々な指標を見る限り、2018年は2017年よりも大きなチャンスが訪れる可能性が高いと言えます。
「需給は全ての材料に優先する」と言われますが、JPモルガンのレポートによると、NYダウが1年間にわたって史上最高値を更新し続ける中、個人投資家を筆頭に世界のあらゆる投資主体が、株式市場への資産配分比率をかつてないほど高めています。
先日の、Google検索ワード2017ランキングに目を向けると、海外ニュース部門の第1位は、米国で歴史的猛威を振るった「ハリケーン・イルマ」でしたが、2位は「ビットコイン」。
ランキングの結果そのものは納得できる気がしますが、上記結果に私Hamaが何を思ったか。株価や仮想通貨が連日の高値を更新する中、大衆が「投資」に興味を持ち始め、行動を起こし始めているとすれば、頭によぎるのは、あの逸話。
知っている方も多いと思いますが、ジョン・F・ケネディの父親のジョセフ・P・ケネディーの逸話を投資初心者の方に向けて紹介しておきます。
1929年に突如発生した世界大恐慌。
ニューヨーク株式市場の大暴落直前、アメリカは空前の株式ブーム。
1928年とある冬の日、政治家であり実業家でもあったジョセフ・P・ケネディーはウォール街の靴磨きの少年に靴を磨いてもらっていました
靴を磨き終えた少年は、代金を受け取る際にケネディに向かってこう言いました。
「おじさん、〇〇の株を買いなよ。値上がりするよ。」と
それを聞いたケネディは「こんな少年までもが、靴磨きで得た代金で株を買うことを考えているのか。」
「だとすると、この後に株を買う人はいない。」
「今後、株が売られることはあっても、買われることはない。」
と考え、すべての株式を売り払って大暴落を免れたといいます。
この逸話は、ウォール街の大暴落となる10ヶ月ほど前のことだと言われていますが、幅広い大衆が相場に熱を上げるようになるとバブル崩壊も近いというのが歴史の教訓。
相場はいつもあまのじゃくで、人が考える理屈や予想通りには動かず、皆が上がると思っている時ほど下がるものです。
様々な予想はありますが、私Hamaの視点は、何よりも「相場の事は相場に聞け」。
2018年も1日、1日の相場を大切にし、日々の相場と向き合いたいと思います。
そして、全方向にアンテナを張りながら、投資初心者の皆さんに有益な情報を発信していきたいと思いますので、本年も何卒お付き合いいただければ幸いです。
株式投資は「森を見て、木(機)を見る」ことが極めて重要。日々の指標から、「需給」「値幅」「水準」など相場の姿を読み取り、全体相場を把握した上でリスクを評価し、全ての行動を起こすことです。
当ブログでは投資初心者の方のために、「森を見る」ための力を養う「基礎投資学習ツール」と有望な個別銘柄を毎日を抽出する「Stocks」用意しています。
「基礎投資学習ツール」は、本日お伝えした様に、全体相場の天底を判定するなどの実践的な機能も備えていますので、興味のある方はブログ「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」からお問い合わせください。
それでは、「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」ブログにてお待ちしております。
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執筆者名:Hama
ブログ名:実践で学ぶ、負けない現代株式投資
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※2017年12月20日20時に執筆
「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」のHamaでございます。
前回は2017年の振り返りを行いました。
その中で、昨年1年間を通して見た場合に、結果的に日本の株式市場を押し上げた立役者は、外国人ではなく日銀だった、ということをお伝えしました。
昨年のことは昨年のこととして、投資家の皆さんが今一番知りたいのは、「戌(いぬ)笑い」と言われる今年2018年が株式市場にとってどんな年になるのか、ということでしょう。
■大方の予想が、2018年の日経平均は続伸
大手証券会社の予想を見ると、その大半が、日経平均株価25,000円から26,000円への続伸をメインシナリオとしています。中には27,000円の高値を予想しているところもあるようです。
みずほ総研が昨年12月6日に公表した、恒例の「とんでも予想2018年」では、日経平均3万円、NYダウ3万ドルが掲げられていますが、こちらは「メインシナリオとは一線を画す、とんでも予想」との前置きありなのでリアリティはさておき、読み物として面白い内容となっています。
ただ、2017年のNYダウを見てみると、今年1年間大きな調整無く上昇を続けた結果、その上昇幅は約5,000ドルに達しています。現在、概ね24,800ドル付近にありますので、2017年と同程度の上昇率が続けば、2018年NYダウ3万ドルは、十分に現実的な数字と見ることもできます。
いずれにせよ、上記「とんでも予想」も含めて、大方の市場関係者は日経平均株価が上昇する前提で相場の予想を行っていることが分かります。
(※ブラックスワンとして日経平均大暴落を掲げているアナリストもいます。)
■企業業績からは上昇期待も、問題は大幅調整場面が訪れるか否か
基本的に株価の骨格をなす足元の企業業績については、日米とも堅調に推移している上、リーマンショックから9年を経て、企業の構造転換が進んだことで、日本企業の基礎体力、また為替変化に対する耐性についても、ここ数年で飛躍的に強化されています。
今後も、長期的に見れば日米の株価上昇基調は続くと見るのが自然でしょうが、問題は2018年に大きな調整場面が訪れるかどうか。
2015年に上昇基調であった日経平均株価も、2016年前半には、誰も想定していなかった大暴落を経験することになりました。
当時、アベノミクス終焉が叫ばれ、世界的な景気後退が危惧されましたが、結果的にはリーマンショック以降拡大し続けてきた世界景気は、米・独牽引のもとで持続し、大暴落も短期的な景気の調整局面に終わったことが分かります。
しかし、私たち個人投資家にとって重要なのは、その大きな調整場面に巻き込まれない事。
もっと言えば、大きな調整場面をチャンスにすることができれば、資産も大きく膨らむと言うことになります。
そういった意味では、私Hamaが年末時点の様々な指標を見る限り、2018年は2017年よりも大きなチャンスが訪れる可能性が高いと言えます。
「需給は全ての材料に優先する」と言われますが、JPモルガンのレポートによると、NYダウが1年間にわたって史上最高値を更新し続ける中、個人投資家を筆頭に世界のあらゆる投資主体が、株式市場への資産配分比率をかつてないほど高めています。
先日の、Google検索ワード2017ランキングに目を向けると、海外ニュース部門の第1位は、米国で歴史的猛威を振るった「ハリケーン・イルマ」でしたが、2位は「ビットコイン」。
ランキングの結果そのものは納得できる気がしますが、上記結果に私Hamaが何を思ったか。株価や仮想通貨が連日の高値を更新する中、大衆が「投資」に興味を持ち始め、行動を起こし始めているとすれば、頭によぎるのは、あの逸話。
知っている方も多いと思いますが、ジョン・F・ケネディの父親のジョセフ・P・ケネディーの逸話を投資初心者の方に向けて紹介しておきます。
1929年に突如発生した世界大恐慌。
ニューヨーク株式市場の大暴落直前、アメリカは空前の株式ブーム。
1928年とある冬の日、政治家であり実業家でもあったジョセフ・P・ケネディーはウォール街の靴磨きの少年に靴を磨いてもらっていました
靴を磨き終えた少年は、代金を受け取る際にケネディに向かってこう言いました。
「おじさん、〇〇の株を買いなよ。値上がりするよ。」と
それを聞いたケネディは「こんな少年までもが、靴磨きで得た代金で株を買うことを考えているのか。」
「だとすると、この後に株を買う人はいない。」
「今後、株が売られることはあっても、買われることはない。」
と考え、すべての株式を売り払って大暴落を免れたといいます。
この逸話は、ウォール街の大暴落となる10ヶ月ほど前のことだと言われていますが、幅広い大衆が相場に熱を上げるようになるとバブル崩壊も近いというのが歴史の教訓。
相場はいつもあまのじゃくで、人が考える理屈や予想通りには動かず、皆が上がると思っている時ほど下がるものです。
様々な予想はありますが、私Hamaの視点は、何よりも「相場の事は相場に聞け」。
2018年も1日、1日の相場を大切にし、日々の相場と向き合いたいと思います。
そして、全方向にアンテナを張りながら、投資初心者の皆さんに有益な情報を発信していきたいと思いますので、本年も何卒お付き合いいただければ幸いです。
株式投資は「森を見て、木(機)を見る」ことが極めて重要。日々の指標から、「需給」「値幅」「水準」など相場の姿を読み取り、全体相場を把握した上でリスクを評価し、全ての行動を起こすことです。
当ブログでは投資初心者の方のために、「森を見る」ための力を養う「基礎投資学習ツール」と有望な個別銘柄を毎日を抽出する「Stocks」用意しています。
「基礎投資学習ツール」は、本日お伝えした様に、全体相場の天底を判定するなどの実践的な機能も備えていますので、興味のある方はブログ「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」からお問い合わせください。
それでは、「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」ブログにてお待ちしております。
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執筆者名:Hama
ブログ名:実践で学ぶ、負けない現代株式投資
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