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デジタルアーツ---3Qは営業利益が1.7%増と増収増益、企業向け市場への販売が順調に推移

注目トピックス 日本株
デジタルアーツ<2326>は30日、2018年3月期第3四半期(2017年4〜12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.9%増の35.51億円、営業利益が同1.7%増の11.64億円、経常利益が同3.8%増の11.77億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同12.1%増の7.77億円となった。

各市場の業績では、企業向け市場は、前期からの継続案件やセキュリティ対策が急務となっている顧客の案件を着実に獲得した事により、主力製品である「i-FILTER」「m-FILTER」の販売が順調に推移した。また、戦略製品「FinalCode」は、テスト導入・スモールスタートを目的とした案件を中心に獲得が進んだ。加えて、前期に設立したデジタルアーツコンサルティングにおいても、情報セキュリティ対策強化への意識の高まりから、売上が大きく成長し、全社売上の成長に貢献した。

公共向け市場は、セキュリティ意識の高まりから、より盤石な対策を求める顧客に主力製品である「i-FILTER」「m-FILTER」「FinalCode」の導入が進んだが、前期に各市区町村において活発化したセキュリティ対策向上対応、各都道府県におけるインターネット接続口を集約化し、監視機能を強化する動きが一巡した事、および前期に官公庁向けの大型案件を獲得した事による影響を補うには至らなかった。

家庭向け市場は、携帯電話事業者やMVNO事業者等との連携、1つのシリアルIDで複数OSでの利用が可能な「i-フィルター(R) for マルチデバイス」の販売に引き続き注力した。複数年パッケージ製品やネットカフェ向けの販売、「i-フィルター(R) for マルチデバイス」の直販が順調に推移し、売上は底固く推移している。

2018年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比10.7%増の56.00億円、営業利益が同9.6%増の20.00億円、経常利益が同10.4%増の20.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.2%増の12.40億円とする計画を据え置いている。


<MW>

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