ハイパー Research Memo(8):2017年12月期は上方修正を既に2回している
[18/02/09]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
3. 2017年12月期の業績見通し
2017年12月期の業績見通しについて、ハイパー<3054>は売上高22,000百万円(前期比14.3%増)、営業利益320百万円(同65.9%増)、経常利益315百万円(同65.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益189百万円(同81.5%増)を見込んでいる。コンピュータ販売業界においては、国内パソコン出荷台数の回復が進み、市場はさらに安定化すると予測されている。
同社は期初に売上高を21,800百万円(同13.2%増)、営業利益を200百万円(同3.7%増)と見込んでいたが、第1及び第2四半期において、パソコンの販売台数が強めに推移するなか、在庫販売の効果が顕著に生じて採算が大きく改善したため、業績を上方修正した。2016年12月期は、当初業界でXPの反動減が終息すると言われていたのだが、結局反動減が継続、同社の情報機器販売事業も販売数量、販売単価ともに減少し、減収営業減益となった(全社の業績はアスクルエージェント事業の好調でカバーした)。このこともあって、2017年12月期第1及び第2四半期は保守的にXP特需の反動減継続、第3及び第4四半期はXPの反動減終息を前提に、同社が期初の業績予想を組み立てたことが背景にあると推測している。したがって、上期は大幅上方修正となったが、第3四半期は想定どおりの推移であったと考える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
<MH>
3. 2017年12月期の業績見通し
2017年12月期の業績見通しについて、ハイパー<3054>は売上高22,000百万円(前期比14.3%増)、営業利益320百万円(同65.9%増)、経常利益315百万円(同65.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益189百万円(同81.5%増)を見込んでいる。コンピュータ販売業界においては、国内パソコン出荷台数の回復が進み、市場はさらに安定化すると予測されている。
同社は期初に売上高を21,800百万円(同13.2%増)、営業利益を200百万円(同3.7%増)と見込んでいたが、第1及び第2四半期において、パソコンの販売台数が強めに推移するなか、在庫販売の効果が顕著に生じて採算が大きく改善したため、業績を上方修正した。2016年12月期は、当初業界でXPの反動減が終息すると言われていたのだが、結局反動減が継続、同社の情報機器販売事業も販売数量、販売単価ともに減少し、減収営業減益となった(全社の業績はアスクルエージェント事業の好調でカバーした)。このこともあって、2017年12月期第1及び第2四半期は保守的にXP特需の反動減継続、第3及び第4四半期はXPの反動減終息を前提に、同社が期初の業績予想を組み立てたことが背景にあると推測している。したがって、上期は大幅上方修正となったが、第3四半期は想定どおりの推移であったと考える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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