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スカラ---2Qは2ケタ増収、SaaS/ASP事業が好調に推移

注目トピックス 日本株
スカラ<4845>は14日、2018年6月期第2四半期(2017年7-12月)連結決算(IFRS)を発表した。Non-GAAP 指標※に基づく経営指標は、売上収益が前年同期比10.7%増の58.54億円、営業利益が同12.2%増の8.22億円、税引前利益が同11.8%増の8.15億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同20.0%増の3.72億円となった。

SaaS/ASP事業の売上収益は前年同期比21.7%増の16.02億円、セグメント利益は同113.6%増の2.98億円となった。複数の企業に再利用可能なソフトウェアを基に、顧客ニーズへの柔軟な対応により信頼性や技術力を向上させ、堅調な実績へと結び付けるストックビジネスモデルを採用することで、売上収益は累積的に増加している。主力サービス『i-ask』に加え、新サービス『i-gift』を含む各サービスの導入実績が順調に増加した。

SFA事業の売上収益は前年同期比6.3%増の20.40億円、セグメント利益は同21.3%減の3.50億円となった。売上収益については、主力製品であるCRM/SFAソフトウェア「eセールスマネージャー」が、大型案件の獲得等により好調に推移した。また、営業課題にフォーカスしたコンサルティング、スキルトレーニングの需要も根強く、増収となった。一方、セグメント利益は、中長期の成長に向けて商品開発投資などを行った結果減益となった。

フィールドマーケティング事業の売上収益は前年同期比0.2%減の16.26億円、セグメント利益は同13.3%減の1.18億円となった。売上収益は、フィールド活動一括受託、派遣事業などのストックビジネスが前年並みの水準で推移したものの、店頭調査等のスポット案件が減少したことにより微減収となった。セグメント利益については、減収に加えて、更なる成長に向けて従業員数を増加させたことによる人件費増加等により減益となった。

その他事業では、EC事業進出を目的として買収した、対戦型ゲームのトレーディングカード売買を行うECサイトの運営会社であるplubeを子会社化したことにより増収増益。

2018年6月期通期については、同日、業績予想の修正を発表している。売上収益が前期比21.0%増の129.00億円、営業利益が同15.1%増の16.00億円、税引前利益が同15.8%増の16.00億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同23.1%増の6.80億円としている。


※ IFRSから同企業集団が定める非経常的な項目やその他の調整項目を控除したもの。なお、各セグメント数値については、IFRSでの数値を記載。業績予想数値については、調整項目はなし。




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