ハウスドゥ Research Memo(8):2018年6月期の通期予想は上方修正含み
[18/02/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■今後の見通し
ハウスドゥ<3457>の2018年6月期の通期予想は、期初予想のまま据え置かれた。売上高は前期比1.8%増の17,146百万円、営業利益が同28.4%増の1,603百万円、経常利益が同27.0%増の1,400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同24.7%増の920百万円となる。前期は、前々期が特殊要因により予想以上の好業績だったため、減収減益に終わった。当期は、拡大基調に復帰する。
不動産業界にとって12月から2月までは不需要期であり、一般的な年度末に当たる3月の動向を確認してから、通期予想の修正を検討することになる。
ストック型収益事業は、加盟店舗数、保有物件数などが順調に積み上がっており、上期よりも下期の収益拡大が見込まれる。フランチャイズ事業は、前期比15.1%の増収、同19.4%の営業増益が見込まれている。不動産金融事業は、売上高と営業利益が共に前期比約2倍の急拡大を計画している。ハウス・リースバック事業は、前期にあった収益不動産1棟と高額物件1棟の売却による特別要因がないことを前提に同22.8%の減収、利益横ばいを見込んでいる。事業の基調は拡大路線に乗っている。
フロー型収益事業は、労働集約型事業からストック型収益事業へ経営リソースをシフトさせていることから、売上高は前期比2.8%の微増、営業利益は同5.7%減としている。不動産売買事業は、たな卸資産の水準に留意しつつも安全重視型から通常モードに戻しており、若手社員の成長もあり、第2四半期までは期初予想を上回る好成績を上げている。
過去2期の実績の上下比率を見たところ、特に季節性は見られなかった。今期の期初予想における上下比率は、売上高が50.1%:49.9%、経常利益が41.2%:58.8%であった。第2四半期の業績を踏まえた比率は、売上高、経常利益ともに55.6%:44.4%となり、通期予想を修正していない分、下期のウエイトが低くなる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
<NB>
ハウスドゥ<3457>の2018年6月期の通期予想は、期初予想のまま据え置かれた。売上高は前期比1.8%増の17,146百万円、営業利益が同28.4%増の1,603百万円、経常利益が同27.0%増の1,400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同24.7%増の920百万円となる。前期は、前々期が特殊要因により予想以上の好業績だったため、減収減益に終わった。当期は、拡大基調に復帰する。
不動産業界にとって12月から2月までは不需要期であり、一般的な年度末に当たる3月の動向を確認してから、通期予想の修正を検討することになる。
ストック型収益事業は、加盟店舗数、保有物件数などが順調に積み上がっており、上期よりも下期の収益拡大が見込まれる。フランチャイズ事業は、前期比15.1%の増収、同19.4%の営業増益が見込まれている。不動産金融事業は、売上高と営業利益が共に前期比約2倍の急拡大を計画している。ハウス・リースバック事業は、前期にあった収益不動産1棟と高額物件1棟の売却による特別要因がないことを前提に同22.8%の減収、利益横ばいを見込んでいる。事業の基調は拡大路線に乗っている。
フロー型収益事業は、労働集約型事業からストック型収益事業へ経営リソースをシフトさせていることから、売上高は前期比2.8%の微増、営業利益は同5.7%減としている。不動産売買事業は、たな卸資産の水準に留意しつつも安全重視型から通常モードに戻しており、若手社員の成長もあり、第2四半期までは期初予想を上回る好成績を上げている。
過去2期の実績の上下比率を見たところ、特に季節性は見られなかった。今期の期初予想における上下比率は、売上高が50.1%:49.9%、経常利益が41.2%:58.8%であった。第2四半期の業績を踏まえた比率は、売上高、経常利益ともに55.6%:44.4%となり、通期予想を修正していない分、下期のウエイトが低くなる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
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