平和RE Research Memo(6):入替戦略の推進に伴い、NAV倍率は上昇すると予想
[18/02/28]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■ベンチマーキング
平和不動産リート投資法人<8966>の各種指標を他のオフィス・レジデンス複合型(総合型)REITと比較すると、2018年2月5日現在のNAV倍率(1口当たり投資口価格/1口当たり純資産額)は0.89倍と、平均の1.02倍に比べて低い評価にとどまっている。これは、以前は含み損が多く、収益性が低いとの評価があったことが響いていると見られる。実際、予想分配金利回りは4.16%と平均の4.65%を下回っている。
ただし、入替戦略の推進、賃料増額改定、キャップレートの低下などに伴い含み益は成長を続けている。また、物件売却に伴う損失発生や突発的な損失に対しては一時差異等調整積立金や繰越欠損金の充当によって相殺し、今後も分配金を持続的に増加することが可能と見込まれる。それらが投資家に十分に理解されれば、今後はNAV倍率による評価も徐々に切り上がると予想する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
<NB>
平和不動産リート投資法人<8966>の各種指標を他のオフィス・レジデンス複合型(総合型)REITと比較すると、2018年2月5日現在のNAV倍率(1口当たり投資口価格/1口当たり純資産額)は0.89倍と、平均の1.02倍に比べて低い評価にとどまっている。これは、以前は含み損が多く、収益性が低いとの評価があったことが響いていると見られる。実際、予想分配金利回りは4.16%と平均の4.65%を下回っている。
ただし、入替戦略の推進、賃料増額改定、キャップレートの低下などに伴い含み益は成長を続けている。また、物件売却に伴う損失発生や突発的な損失に対しては一時差異等調整積立金や繰越欠損金の充当によって相殺し、今後も分配金を持続的に増加することが可能と見込まれる。それらが投資家に十分に理解されれば、今後はNAV倍率による評価も徐々に切り上がると予想する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
<NB>