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トラストテック Research Memo(1):国内事業はオーガニックグロースが順調に進展。海外と合わせて成長が加速中

注目トピックス 日本株
■要約

トラスト・テック<2154>は技術者・製造スタッフの派遣や開発・設計・製造の請負を中核事業とする人材サービス会社。特に技術者派遣・請負で強みがあり、技術系の上場企業の中では海外展開にも積極的。

1. M&A効果に加え、国内事業のオーガニックグロースにより大幅増収増益を達成
同社の2018年6月期第2四半期は、売上高29,676百万円(前年同期比45.0%増)、営業利益2,210百万円(同69.2%増)と大幅増収増益で着地した。英国人材派遣会社のM&A(2017年12月)が売上高を大きく押し上げたが、主力の技術系領域セグメントも前年同期比約30%増と順調に売上を伸ばした。利益面では、技術系領域と製造系領域の両セグメントが、それぞれ増収効果や経費の効率化で利益率を改善し、大幅増益をもたらした。

2. 技術系では技術者の市場価値の最大化で、製造系では地域密着型で、成長を目指す
主力の技術系領域は、技術者に対する派遣需要が旺盛ななか、タレントマネジメントを強化し、各技術者のスキルと市場価値に応じた適切な職場への配置転換を進めた。その結果、今第2四半期の平均単価は前年同期比で約4%上昇した。製造系領域においても良好な事業環境のなか、地域密着型の採用・営業に注力し、派遣スタッフの移動費や赴任費などの削減に努めた。その結果製造領域セグメントの営業利益率は今第2四半期累計期間では5.1%、第2四半期単独期間では6.2%と、目標とする5%を上回った。今第2四半期のこれらの取り組みは、今下期以降もそれぞれの成長戦略の重要な一部として継続される見通しだ。

3. 英国で大型M&Aを実施。今後も欧州大陸や北米を視野に、海外事業の拡大を目指す
同社はM&Aを成長戦略の重要なピースとしているが、2017年12月に英国の人材会社GAP Personnel(以下、GAP。なお、直接の買収対象は持株会社の1998 Holdings Limited)の株式75%を取得し子会社化した。GAPの売上規模は2016年8月に買収したMTrec Limitedの約3倍で、両社の商圏や得意領域は重ならないという関係にある。両社の売上高を合算すると、通期換算では売上高が270億円前後に達する。今後の海外事業は子会社のオーガニックグロース(自立成長)に加えて、これら英国子会社を拠点に欧州大陸諸国への進出や、欧州大陸あるいは北米での新たなM&Aのチャンスを追求し、成長につなげていくものとみられる。

■Key Points
・技術系では、人材採用積極化、IT・ソフト領域の拡大、タレントマネジメント強化に取り組む
・製造系では、“地域密着”を軸に、収益性維持と成長加速の高次元でのバランスを目指す。
・英国2子会社を軸に欧州進出を狙うほか、M&Aには引き続き積極姿勢で臨む

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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