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トラストテック Research Memo(8):地域密着型の採用・営業の徹底で利益率の改善が続く

注目トピックス 日本株
■業績の動向

3. 製造系領域セグメントの動向
製造系領域の今第2四半期は、売上高4,918百万(前年同期比14.1%増)、セグメントEBITDA254百万円(同44.9%増)と増収増益で着地した。

製造系領域においても技術系領域同様、派遣に対する旺盛な需要が継続している。そうしたなかトラスト・テック<2154>は、地域密着型の人材採用及び営業の強化や、採算性の高い案件の受注増に努め、事業の利益体質の強化に努めた。

採用活動においては求人サイト「ジョブパーク」をローンチしているが、採用効率アップを目指してリアル店舗における「ジョブパーク」ブランドの導入を進めている。今第2四半期末までに、沖縄、山形、北九州、北海道の4ヶ所にジョブパーク拠点を設けている。

製造系領域に対する需要の強さと、人材採用の順調な進捗を反映して、2017年12月末時点の技能社員数は2,439名となった。前期末(2017年6月)からは21名増、1年前(2016年12月末)からは217名増となっている。製造系領域においては有期雇用契約者が多数を占めていることもあり、人材の稼働率は実質的に100%を維持している。

売上高の拡大と、地域密着型の採用・営業による経費削減とがあいまって、製造系領域の利益率は改善基調が続いている。EBITDAマージン(売上高に対するEBITDAの割合)は、今第2四半期累計では5.2%となり、同社が目標とする5%の大台を維持した。今第2四半期単独期間だけで見ると6.3%へと上昇した。これは言わば瞬間最大風速的なものであるが、製造系領域におけるポテンシャルを示したという点では意義深いと言える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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