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スカラ Research Memo(8):2018年6月期の連結業績はNon-GAAP指標で2ケタ増収増益見通し

注目トピックス 日本株
■スカラ<4845>の今後の見通し

1. 2018年6月期の業績見通し
Non-GAAP指標との比較で見た2018年6月期の業績は、売上収益が前期比21.0%増の12,900百万円、営業利益が同15.1%増の1,600百万円、税引前利益が同15.8%増の1,600百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同23.1%増の680百万円と2ケタ増収増益となる見通し。

期初計画との比較では、売上収益で300百万円の増額、営業利益及び税引前利益は110百万円の減額、親会社所有者に帰属する当期利益は40百万円の減額となる。売上収益については2018年3月に子会社化したレオコネクトの売上げが900百万円加算されることが増額要因となっている。同影響を除けば売上収益も600百万円の減額となるが、これはソフトブレーングループの業績が売上収益、利益ともに当初の想定からやや下回って推移しているため。SaaS/ASP事業についてはほぼ当初計画どおりの見通しとなっている。

半期ベースで見ると売上収益は上期の5,854百万円から下期は7,046百万円と大きく伸びるが、レオコネクトの影響を除いたベースでも5%程度の増収となる見込み。一方、営業利益については上期の822百万円から下期は778百万円と5%減少する見込みとなっている。レオコネクトに関しては利益の影響をほとんど見込んでいないが、協業により新サービスの開発など新たな取り組みも進めていくこともあり、費用面では保守的に見ているものと思われる。

SaaS/ASP事業については、引き続き「iシリーズ」を中心としたストック収益の積み上げにより2ケタ成長が続く見通し。一方、ソフトブレーンの2018年12月期上期(2018年1月-6月)の業績計画を見ると、売上高は前年同期比9.1%増の4,300百万円、営業利益は同9.7%増の480百万円と堅調に推移する見込み。SFA事業やフィールドマーケティング事業がそれぞれ増収増益となる見通しだ。また、前下期(2017年7月-12月)との比較で見れば売上高で4%増、営業利益で6%減となり、同社の連結業績とほぼ同様のトレンドで、違和感はない。

plubeのEC事業については通期で4〜5億円の売上寄与が見込まれる。期初段階では利益貢献をほとんど見込んでいなかったが、上期で26百万円を計上するなど順調に推移しており、通期でも利益貢献が期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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