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カンロ Research Memo(8):期中に株式数の変更はあったが、配当額は安定的

注目トピックス 日本株
■株主還元

1. 株主還元の考え方
カンロ<2216>は、株主への利益還元を重要な政策と認識しており、継続的かつ安定的な配当を行うことを目指し、中間及び期末の年2回の配当を基本的な方針としている。2017年12月期の期末配当金については1株30円とした。なお、2017年7月1日付で、単位株の変更(1,000株→100株)とともに、普通株式5株を1株とする株式併合を行った。このため、株式併合前の2017年6月30日を基準日として1株6円の中間配当金を支払っていることから、2017年12月期の年間の配当金は、株式併合後に換算すると中間配当金30円と期末配当金30円の合計60円となり、実質的に2016年12月期と同じであった。2018年12月期の配当金は、業績が順調に伸長していることに加え、本社ビル売却に伴う固定資産売却益502百万円を特別利益に計上する予定であることから、1株につき5円の特別配当を加え、年間配当金65円(中間配当金30円、期末配当金35円)を計画している。


3つの楽しさから選ぶ株主優待
2. 株主優待制度
同社の株主優待は所有株数に応じて3つのコースから選択することができ、同社らしい楽しいものになっている。具体的には、Aコースのカンロバラエティセットは同社の販売している飴・グミ・素材菓子の中から特に薦めたい製品のセット、Bコースのグミ・素材菓子満喫セットはグミと素材菓子を十分堪能できるセット、Cコースのヒトツブカンロ満喫セットはキャンディの新しい魅力を提案する直営店「ヒトツブカンロ」から、普段は店舗でしか購入できないよりすぐりの製品のセットとなっている。


■情報セキュリティ
同社は、生産、販売、管理などの情報をコンピュータにより管理しており、情報システムの運用については、コンピュータウイルス感染によるシステム障害や、ハッキングによる被害、外部への社内情報の漏洩が生じないよう万全の対策を講じている。特にキャンペーンによって一般消費者の個人情報を取得することがあるが、当選者以外は廃棄、当選者も情報をサーバーに残さずCDに保存して鍵のかかるロッカーで保管することになっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)



<NB>

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