MRO Research Memo(4):データサイエンス開発拠点開設準備が進捗、スマートフォン利用狙いTVCMが好反応
[18/06/08]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■トピックス
1. 大阪・東京にデータサイエンス開発拠点開設に向け準備進む
MonotaRO<3064>はデータサイエンスに基づく高度なマーケティングとシステム開発を目的に、2018年上期を目途に大阪と東京に開発拠点を開設する予定を期初に発表しており、その準備が進捗している。既に梅田(大阪)と赤坂(東京)に拠点を確定し、現在は内装設備工事などが行われている。これまでも機械学習をいち早く導入しインターネットでの集客や継続購入に活用してきた同社だが、今後さらにレベルアップを図る。2年から3年を目途に30人程度のデータサイエンティスト及びITエンジニアの採用を予定している。
2.スマートフォン利用を狙った新バージョンのTVCMが好反応
新バージョンのTVCMが2108年3月から放映されており、反応が良い。同社のCMは、CMソングにのせて「モノタロウ」を繰り返すユニークなものだ。新バージョンは、この基本スタイルをベースに、「スマホで、見つかる、注文できる」といった利便性を強調したものだ。これまでのところスマートフォン経由の加入や検索は増加しており、狙いどおりと言えるだろう。
3. 大企業連携の成長
同社では、大企業顧客の購買システムとシステム連携し、購買を促進する取組みを推進してきた。2013年12月期期末時点では、120社と連携し、連携経由売上高は10億円だったが、4年後の2017年12月期には連携者数429社、連携経由売上高は88億円にまで伸長した。2018年12月期は前期比47%増の129億円を見込む。連携経由売上高の伸びは全社売上高の伸びを超えており、全社売上高に占める連携経由売上高の比率は12.1%(当第1四半期、前年同期は10.0%)に上った。また、自社開発システム「モノタロウ One Source」の導入済企業は12社(検討中2社)、「モノタロウ One Source Lite」の導入済企業は90社(検討中50社)と進捗している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
<MH>
1. 大阪・東京にデータサイエンス開発拠点開設に向け準備進む
MonotaRO<3064>はデータサイエンスに基づく高度なマーケティングとシステム開発を目的に、2018年上期を目途に大阪と東京に開発拠点を開設する予定を期初に発表しており、その準備が進捗している。既に梅田(大阪)と赤坂(東京)に拠点を確定し、現在は内装設備工事などが行われている。これまでも機械学習をいち早く導入しインターネットでの集客や継続購入に活用してきた同社だが、今後さらにレベルアップを図る。2年から3年を目途に30人程度のデータサイエンティスト及びITエンジニアの採用を予定している。
2.スマートフォン利用を狙った新バージョンのTVCMが好反応
新バージョンのTVCMが2108年3月から放映されており、反応が良い。同社のCMは、CMソングにのせて「モノタロウ」を繰り返すユニークなものだ。新バージョンは、この基本スタイルをベースに、「スマホで、見つかる、注文できる」といった利便性を強調したものだ。これまでのところスマートフォン経由の加入や検索は増加しており、狙いどおりと言えるだろう。
3. 大企業連携の成長
同社では、大企業顧客の購買システムとシステム連携し、購買を促進する取組みを推進してきた。2013年12月期期末時点では、120社と連携し、連携経由売上高は10億円だったが、4年後の2017年12月期には連携者数429社、連携経由売上高は88億円にまで伸長した。2018年12月期は前期比47%増の129億円を見込む。連携経由売上高の伸びは全社売上高の伸びを超えており、全社売上高に占める連携経由売上高の比率は12.1%(当第1四半期、前年同期は10.0%)に上った。また、自社開発システム「モノタロウ One Source」の導入済企業は12社(検討中2社)、「モノタロウ One Source Lite」の導入済企業は90社(検討中50社)と進捗している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
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