アルファ Research Memo(1):2018年度に売上高60,000百万円、営業利益3,300百万円予想
[18/06/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■要約
アルファ<3434>は、車載用・住宅用電子キーシステム、コインロッカー等を手掛ける総合ロックメーカー。
1. 2018年3月期業績
2018年3月期業績は売上高59,060百万円(前期比15.7%増)、営業利益3,212百万円(同8.9%増)、経常利益3,118百万円(同51.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,024百万円(同544.9%増)となった。売上高は自動車部品部門で欧州での事業取得がフル寄与したが、これを除いても自動車部品は北米、アジアの好調で国内の日産自動車<7201>の生産減の影響による減収をカバー、さらにセキュリティの伸びで実質3.2%増収に。利益面では増収効果に加え生産性向上などで営業利益率が改善、営業増益を確保し、経常利益では為替差損減861百万円などもあり経常増益幅が大きくなった。
2. 2019年3月期業績見通し
2019年3月期通期の連結業績は、売上高60,000百万円(前期比1.6%増)、営業利益3,300百万円(同2.7%増)、経常利益3,200百万円(同2.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,100百万円(同3.7%増)を見込む。自動車部品部門が微増収、微増益、セキュリティ部門が増収、微減益予想。従前の中期経営計画最終年度の計画値では、売上高が中期経営計画どおり、営業利益が300百万円超過達成となる数字である。現状、会社予想は保守的印象も、日産自動車の北米減産の記事などもあり、外部要因不透明から計画達成に不安がある。
3. 100年企業を目指し新たな基盤づくり
同社は2016年6月に中期経営計画を策定、創業95周年に当たる2019年3月期に売上高60,000百万円、営業利益率5%以上、自己資本比率50%以上、新商品売上高比率25%以上を目指してきた。中期経営計画の達成は可能であり、さらに100年企業に向け新たな展開も期待される。
■Key Points
・2018年3月期は構造改革が進展し欧州事業フル寄与もあり前期比15.7%増収、同8.9%営業増益
・2019年3月期は前期比1.6%増収、同2.6%経常増益予想は保守的な印象も不透明要因あり
・100年企業を目指し新たな成長ステージ迎える
(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)
<MH>
アルファ<3434>は、車載用・住宅用電子キーシステム、コインロッカー等を手掛ける総合ロックメーカー。
1. 2018年3月期業績
2018年3月期業績は売上高59,060百万円(前期比15.7%増)、営業利益3,212百万円(同8.9%増)、経常利益3,118百万円(同51.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,024百万円(同544.9%増)となった。売上高は自動車部品部門で欧州での事業取得がフル寄与したが、これを除いても自動車部品は北米、アジアの好調で国内の日産自動車<7201>の生産減の影響による減収をカバー、さらにセキュリティの伸びで実質3.2%増収に。利益面では増収効果に加え生産性向上などで営業利益率が改善、営業増益を確保し、経常利益では為替差損減861百万円などもあり経常増益幅が大きくなった。
2. 2019年3月期業績見通し
2019年3月期通期の連結業績は、売上高60,000百万円(前期比1.6%増)、営業利益3,300百万円(同2.7%増)、経常利益3,200百万円(同2.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,100百万円(同3.7%増)を見込む。自動車部品部門が微増収、微増益、セキュリティ部門が増収、微減益予想。従前の中期経営計画最終年度の計画値では、売上高が中期経営計画どおり、営業利益が300百万円超過達成となる数字である。現状、会社予想は保守的印象も、日産自動車の北米減産の記事などもあり、外部要因不透明から計画達成に不安がある。
3. 100年企業を目指し新たな基盤づくり
同社は2016年6月に中期経営計画を策定、創業95周年に当たる2019年3月期に売上高60,000百万円、営業利益率5%以上、自己資本比率50%以上、新商品売上高比率25%以上を目指してきた。中期経営計画の達成は可能であり、さらに100年企業に向け新たな展開も期待される。
■Key Points
・2018年3月期は構造改革が進展し欧州事業フル寄与もあり前期比15.7%増収、同8.9%営業増益
・2019年3月期は前期比1.6%増収、同2.6%経常増益予想は保守的な印象も不透明要因あり
・100年企業を目指し新たな成長ステージ迎える
(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)
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