アルファ Research Memo(5):100年企業を目指し新たな成長ステージの足固め進める
[18/06/21]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■中長期の成長戦略
アルファ<3434>は2018年度の創業95周年に向け、2016年6月に2016年度から2018年度を対象期間とする中期経営計画を策定した。この中で、2018年度売上高60,000百万円、営業利益率5%以上の達成を目指している。2019年3月期予想もこれに沿った形で、売上高60,000百万円、営業利益3,300百万円を提示しているが、現状、業績見通し達成に対し、日産自動車の北米減産リスク要因を抱える。
同社は2023年に創業100周年を迎えるが、次期中期経営計画では自動車部品事業の日本での黒字化の定着とユニット化など付加価値拡大や新規事業の立ち上げ、欧州事業ではハンドル事業展開に向け欧州での製造工場投資、アジア地区ではニッチ部門に特化する形で中国へ新たなビジネス展開を図る計画。またセキュリティ事業では安全・安心、IoTをにらんだ新たな製品投入、システム化などを模索することとなるだろう。このため新中期経営計画では量的拡大を目指すというよりも、如何に付加価値の高いビジネスを増やすかに主眼を置く方向にある。既に具体的な計画も進展しているもようで、2019年度、2020年度は100周年に向け、企業体質強化と次の100年に向けての種まきの時期になるだろう。
■株主還元策
年間30円の長期安定配当を実施
同社は株主還元策として配当を実施している。配当の基本方針としては、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定配当を継続して実施していくこととしている。この方針に基づき年間1株当たり40円の配当(うち中間配当15円)を行っていく方針である。なお5年間の平均配当性向は赤字の2016年3月期を除き35.6%となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)
<MH>
アルファ<3434>は2018年度の創業95周年に向け、2016年6月に2016年度から2018年度を対象期間とする中期経営計画を策定した。この中で、2018年度売上高60,000百万円、営業利益率5%以上の達成を目指している。2019年3月期予想もこれに沿った形で、売上高60,000百万円、営業利益3,300百万円を提示しているが、現状、業績見通し達成に対し、日産自動車の北米減産リスク要因を抱える。
同社は2023年に創業100周年を迎えるが、次期中期経営計画では自動車部品事業の日本での黒字化の定着とユニット化など付加価値拡大や新規事業の立ち上げ、欧州事業ではハンドル事業展開に向け欧州での製造工場投資、アジア地区ではニッチ部門に特化する形で中国へ新たなビジネス展開を図る計画。またセキュリティ事業では安全・安心、IoTをにらんだ新たな製品投入、システム化などを模索することとなるだろう。このため新中期経営計画では量的拡大を目指すというよりも、如何に付加価値の高いビジネスを増やすかに主眼を置く方向にある。既に具体的な計画も進展しているもようで、2019年度、2020年度は100周年に向け、企業体質強化と次の100年に向けての種まきの時期になるだろう。
■株主還元策
年間30円の長期安定配当を実施
同社は株主還元策として配当を実施している。配当の基本方針としては、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定配当を継続して実施していくこととしている。この方針に基づき年間1株当たり40円の配当(うち中間配当15円)を行っていく方針である。なお5年間の平均配当性向は赤字の2016年3月期を除き35.6%となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)
<MH>