ランドコンピュ Research Memo(5):堅調な需要を背景に、内部管理体制の強化で収益性の向上を図る
[18/06/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■今後の見通し
● 2019年3月期の業績見通し
ランドコンピュータ<3924>の2019年3月期は、売上高が前期比7.4%増の7,809百万円、営業利益が同9.8%増の475百万円、経常利益が同6.5%増の472百万円、当期純利益が同3.3%増の305百万円と増収増益を見込む。
(1) サービスライン別見通し
サービスライン別の予想増収率は、システムインテグレーション・サービスが前期比4.3%増、インフラソリューション・サービスが同6.1%増、パッケージベースSI・サービスが同23.6%増を見込んでいる。
システムインテグレーション・サービスは、金融ではメーカー系SIerでの新規案件参画により受注を増やす。公共は、前期延伸した分を確実に取る。産業・流通は、技術力、業務知識、品質を武器に直ユーザと一括請負を拡大する。通信・社会インフラ案件は、ネットワーク系システムを担当することを目指す。
インフラソリューション・サービスは、システムインテグレーション・サービスと連携した商機創出を図る。銀行・証券・保険の金融分野及び公共分野などのストックビジネスの受注を拡大する。
パッケージベースSI・サービスは、Salesforceを中心としたクラウドサービスの導入支援、カスタマイズの大規模案件を開拓する。以前に大口赤字プロジェクトの損失が発生したが、内部体制を固めて、制度的にプロジェクト管理の厳格化を進めたため、受注が拡大し利益率も改善傾向にある。
(2) 半期毎の動向
半期毎の売上高営業利益率の推移は、2018年3月期上期が大口赤字プロジェクトの損失の影響を受け3.6%に下落した。2018年3月期下期は、階層別研修などの不採算撲滅に向けた教育強化及びPMO等プロジェクト管理の人件費増加を織り込んで、売上高営業利益率を8.2%に引き上げた。2019年3月期上期は、前年同期にあった大口赤字プロジェクトの影響がなくなるものの、東証1部への指定替えにかかる費用などが発生するため、売上高営業利益率を4.7%としている。2019年3月期下期の利益率は、6.1%を想定している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
<NB>
● 2019年3月期の業績見通し
ランドコンピュータ<3924>の2019年3月期は、売上高が前期比7.4%増の7,809百万円、営業利益が同9.8%増の475百万円、経常利益が同6.5%増の472百万円、当期純利益が同3.3%増の305百万円と増収増益を見込む。
(1) サービスライン別見通し
サービスライン別の予想増収率は、システムインテグレーション・サービスが前期比4.3%増、インフラソリューション・サービスが同6.1%増、パッケージベースSI・サービスが同23.6%増を見込んでいる。
システムインテグレーション・サービスは、金融ではメーカー系SIerでの新規案件参画により受注を増やす。公共は、前期延伸した分を確実に取る。産業・流通は、技術力、業務知識、品質を武器に直ユーザと一括請負を拡大する。通信・社会インフラ案件は、ネットワーク系システムを担当することを目指す。
インフラソリューション・サービスは、システムインテグレーション・サービスと連携した商機創出を図る。銀行・証券・保険の金融分野及び公共分野などのストックビジネスの受注を拡大する。
パッケージベースSI・サービスは、Salesforceを中心としたクラウドサービスの導入支援、カスタマイズの大規模案件を開拓する。以前に大口赤字プロジェクトの損失が発生したが、内部体制を固めて、制度的にプロジェクト管理の厳格化を進めたため、受注が拡大し利益率も改善傾向にある。
(2) 半期毎の動向
半期毎の売上高営業利益率の推移は、2018年3月期上期が大口赤字プロジェクトの損失の影響を受け3.6%に下落した。2018年3月期下期は、階層別研修などの不採算撲滅に向けた教育強化及びPMO等プロジェクト管理の人件費増加を織り込んで、売上高営業利益率を8.2%に引き上げた。2019年3月期上期は、前年同期にあった大口赤字プロジェクトの影響がなくなるものの、東証1部への指定替えにかかる費用などが発生するため、売上高営業利益率を4.7%としている。2019年3月期下期の利益率は、6.1%を想定している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
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