ロックオン Research Memo(6):マーケティングロボットの開発加速、30社連携は20社到達、人員増強も順調
[18/06/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■中長期の成長戦略
1. マーケティングロボット具現化の進捗
マーケティングロボットとは、「企業と顧客のコミュニケーション円滑化(自動化・効率化)」を意味する造語であり、株式会社ロックオン<3690>の登録商標である。マーケティングロボットの開発・進化は同社の中長期的な最重要テーマである。マーケティングロボットは、計測、分析、活用の3層に分かれ、自社開発する分野と他社連携して機能を充実する分野がある。2018年9月期は期初に30社と新規連携を行う計画を立てた。2018年4月時点で、20社と連携を完了しており、目標達成に向けて順調に進捗する。「アドエビス」がクラウド型のシステムであるため、連携の成果は即座に顧客に還元され、使える機能が毎月増えている。例えば、顧客がメール配信機能と同社の顧客ビッグデータを連携して活用した場合、同社の顧客ビッグデータの量と質が優れているために、単独でメール配信機能を使うよりも絞り込みがうまくでき、施策効果が上がる。「アドエビス」を核にしたプラットフォーム(マーケティングロボット)は、より高い付加価値を提供すべく進化しており、将来的には顧客単価の向上が見込まれる。
2. 順調に進む人員の増強
同社の先行投資の主な対象は人員増強である。ソフトウェア開発のための開発人員が、現在70名(2018年3月末、前年同期比10名増)、セールス・マーケティング人員が27名(同4名増)、全社で133名(同23名増)とここ1年に増加した。2018年9月末にはさらに16名増えて149名を計画する。同社が売り手市場の中で、採用を加速できる要因としては、関西のITベンチャーでトップランナーであること、ベトナムに開発拠点を持つこと、2018年「働きがいのある会社」ベストカンパニーに6年連続で選出されたことなどが挙げられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
<MH>
1. マーケティングロボット具現化の進捗
マーケティングロボットとは、「企業と顧客のコミュニケーション円滑化(自動化・効率化)」を意味する造語であり、株式会社ロックオン<3690>の登録商標である。マーケティングロボットの開発・進化は同社の中長期的な最重要テーマである。マーケティングロボットは、計測、分析、活用の3層に分かれ、自社開発する分野と他社連携して機能を充実する分野がある。2018年9月期は期初に30社と新規連携を行う計画を立てた。2018年4月時点で、20社と連携を完了しており、目標達成に向けて順調に進捗する。「アドエビス」がクラウド型のシステムであるため、連携の成果は即座に顧客に還元され、使える機能が毎月増えている。例えば、顧客がメール配信機能と同社の顧客ビッグデータを連携して活用した場合、同社の顧客ビッグデータの量と質が優れているために、単独でメール配信機能を使うよりも絞り込みがうまくでき、施策効果が上がる。「アドエビス」を核にしたプラットフォーム(マーケティングロボット)は、より高い付加価値を提供すべく進化しており、将来的には顧客単価の向上が見込まれる。
2. 順調に進む人員の増強
同社の先行投資の主な対象は人員増強である。ソフトウェア開発のための開発人員が、現在70名(2018年3月末、前年同期比10名増)、セールス・マーケティング人員が27名(同4名増)、全社で133名(同23名増)とここ1年に増加した。2018年9月末にはさらに16名増えて149名を計画する。同社が売り手市場の中で、採用を加速できる要因としては、関西のITベンチャーでトップランナーであること、ベトナムに開発拠点を持つこと、2018年「働きがいのある会社」ベストカンパニーに6年連続で選出されたことなどが挙げられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
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