IIXナレッジ Research Memo(4):売上高の7割を占める上位顧客10社からの安定受注
[18/07/05]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■強み
1. 大手顧客から安定受注
アイエックス・ナレッジ<9753>の強みは、コンサルティングからシステム開発、システム運用・保守に至るまでの総合的かつ一貫的なサービスを提供できる体制を整えていることを挙げることができる。加えて、創業以来長年にわたり構築してきた強固でバランスの取れた顧客基盤を有することも強みと考えられる。2018年3月期通期における顧客別の売上高構成では、みずほフィナンシャルグループ<8411>や日立グループなどを含む売上上位10位までのウエイトは約70%、20位までのウエイトが80%強となっており、上位の顧客から安定的に受注を確保していることがうかがえる。
さらに、これらのユーザーとの取引関係で蓄積してきた業務知識やノウハウを保有することも強みとなっている。銀行の外為システム開発に関しては、ユーザーから同社の実績が評価され、大手システムインテグレーターを経由せずにエンドユーザーと直接取引しているのは、その表れと言える。
2. 人材マネジメント(採用、教育、処遇)
同社は、これまで毎年50名〜100名の新卒採用を行ってきており、2017年4月に60名、2018年4月に77名を迎え入れた。新入社員は半年間の研修(集合研修3ヶ月、OJT3ヶ月)を経て配属されるが、同社の手厚い研修・新人サポートは“人を育てる環境が整った会社”として学生の中でも評価が高い。また、独立系であることのメリットとして、様々な顧客のプロジェクトにおいて、多様な技術が学べる点も強みである。
働き方改革に関しても、先取りした取り組みを行ってきた。新規採用に占める女性の比率は約半数、全体でも女性SE比率は約3割であり、産休復帰率100%が示すように女性にとって働きやすい環境を整えてきた。数年前から取り組む残業削減の取り組みは、平均残業時間が14.7時間(前期は約18時間)まで下がっている。また、有休取得率は約70%を超えて推移しておりレベルは高い。短縮勤務やテレワーク(管理部門中心)も導入しており、新たな取り組みに挑戦している。人材の採用、育成、処遇における重層的な施策が奏功して、人材不足が叫ばれる業界において計画通りの人材確保につながっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
<NB>
1. 大手顧客から安定受注
アイエックス・ナレッジ<9753>の強みは、コンサルティングからシステム開発、システム運用・保守に至るまでの総合的かつ一貫的なサービスを提供できる体制を整えていることを挙げることができる。加えて、創業以来長年にわたり構築してきた強固でバランスの取れた顧客基盤を有することも強みと考えられる。2018年3月期通期における顧客別の売上高構成では、みずほフィナンシャルグループ<8411>や日立グループなどを含む売上上位10位までのウエイトは約70%、20位までのウエイトが80%強となっており、上位の顧客から安定的に受注を確保していることがうかがえる。
さらに、これらのユーザーとの取引関係で蓄積してきた業務知識やノウハウを保有することも強みとなっている。銀行の外為システム開発に関しては、ユーザーから同社の実績が評価され、大手システムインテグレーターを経由せずにエンドユーザーと直接取引しているのは、その表れと言える。
2. 人材マネジメント(採用、教育、処遇)
同社は、これまで毎年50名〜100名の新卒採用を行ってきており、2017年4月に60名、2018年4月に77名を迎え入れた。新入社員は半年間の研修(集合研修3ヶ月、OJT3ヶ月)を経て配属されるが、同社の手厚い研修・新人サポートは“人を育てる環境が整った会社”として学生の中でも評価が高い。また、独立系であることのメリットとして、様々な顧客のプロジェクトにおいて、多様な技術が学べる点も強みである。
働き方改革に関しても、先取りした取り組みを行ってきた。新規採用に占める女性の比率は約半数、全体でも女性SE比率は約3割であり、産休復帰率100%が示すように女性にとって働きやすい環境を整えてきた。数年前から取り組む残業削減の取り組みは、平均残業時間が14.7時間(前期は約18時間)まで下がっている。また、有休取得率は約70%を超えて推移しておりレベルは高い。短縮勤務やテレワーク(管理部門中心)も導入しており、新たな取り組みに挑戦している。人材の採用、育成、処遇における重層的な施策が奏功して、人材不足が叫ばれる業界において計画通りの人材確保につながっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
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