ハイアス Research Memo(1):2018年4月期は過去最高業績達成。1部上場を見据え新たな成長ステージへ
[18/07/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■要約
ハイアス・アンド・カンパニー<6192>は、住宅関連のソリューション提案型コンサルティング事業を展開する。住宅・不動産・土木工事の各業界中小企業向けに、「ビジネスモデルパッケージ」と「経営効率化パッケージ」の2本柱で、会員のニーズに合わせたソリューションを提供する。
同社は2018年6月13日、2018年4月期の連結業績を発表した。売上高は4,659百万円(前期比17.3%増)、営業利益は358百万円(同18.9%増)、経常利益は355百万円(同17.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は200百万円(同8.4%増)であった。売上高・各利益指標とも、前期比増で過去最高値を記録した。なお、期初計画値比では、売上高、営業利益、親会社株主に帰属する当期純利益はやや未達であったが、全体的にはほぼ計画どおりの落着となった。
2019年4月期の連結業績予想は、売上高が6,300百万円(前期比35.2%増)、営業利益が500百万円(同39.6%増)、経常利益が474百万円(同33.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が268百万円(同33.6%増)である。売上高、利益ともに前期比伸び率がかなり高く見えるが、2018年2月に事業譲受した効果や、連結子会社の業績貢献が見込まれており、計画値達成のハードルは決して高くないだろう。
同社は2018年4月期に初めて配当実施を行った。配当の基本方針は、1)株主への利益還元の機会を充実させるため、年2回配当を実施する。2)配当性向は30%を目安とする。の2つである。2018年4月期の配当実績は、中間配当4円(2018年3月1日付の株式分割(1株につき3株)前の金額)、期末配当1.33円である。好業績を続ける基盤が整備できたことで新たな成長ステージへ入ってきたと言え、今後の事業拡大への自信の表れと、近い将来の東証1部上場への布石とも考えられる。
2017年4月期決算発表時に公表された同社の中期経営計画は、ちょうど1年が経って、継続する好業績を背景にして、目標達成のための積極的な戦略投資なども具体化されてきた。投資家からも好感されていると見え、この1年で株価も大きく上昇している。また、配当実施や役員・従業員へのインセンティブ制度導入などステークホルダーへの対応策にも余念がない。
■Key Points
・2018年4月期連結業績は、売上高・各利益指標ともおおむね計画どおり、過去最高業績
・主力パッケージ「R+house」好調で2019年4月期予想も大幅増収増益見込み
・2020年までの中期経営計画は順調な進捗。東証1部上場見据え、新たな成長ステージへ
(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹)
<NB>
ハイアス・アンド・カンパニー<6192>は、住宅関連のソリューション提案型コンサルティング事業を展開する。住宅・不動産・土木工事の各業界中小企業向けに、「ビジネスモデルパッケージ」と「経営効率化パッケージ」の2本柱で、会員のニーズに合わせたソリューションを提供する。
同社は2018年6月13日、2018年4月期の連結業績を発表した。売上高は4,659百万円(前期比17.3%増)、営業利益は358百万円(同18.9%増)、経常利益は355百万円(同17.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は200百万円(同8.4%増)であった。売上高・各利益指標とも、前期比増で過去最高値を記録した。なお、期初計画値比では、売上高、営業利益、親会社株主に帰属する当期純利益はやや未達であったが、全体的にはほぼ計画どおりの落着となった。
2019年4月期の連結業績予想は、売上高が6,300百万円(前期比35.2%増)、営業利益が500百万円(同39.6%増)、経常利益が474百万円(同33.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が268百万円(同33.6%増)である。売上高、利益ともに前期比伸び率がかなり高く見えるが、2018年2月に事業譲受した効果や、連結子会社の業績貢献が見込まれており、計画値達成のハードルは決して高くないだろう。
同社は2018年4月期に初めて配当実施を行った。配当の基本方針は、1)株主への利益還元の機会を充実させるため、年2回配当を実施する。2)配当性向は30%を目安とする。の2つである。2018年4月期の配当実績は、中間配当4円(2018年3月1日付の株式分割(1株につき3株)前の金額)、期末配当1.33円である。好業績を続ける基盤が整備できたことで新たな成長ステージへ入ってきたと言え、今後の事業拡大への自信の表れと、近い将来の東証1部上場への布石とも考えられる。
2017年4月期決算発表時に公表された同社の中期経営計画は、ちょうど1年が経って、継続する好業績を背景にして、目標達成のための積極的な戦略投資なども具体化されてきた。投資家からも好感されていると見え、この1年で株価も大きく上昇している。また、配当実施や役員・従業員へのインセンティブ制度導入などステークホルダーへの対応策にも余念がない。
■Key Points
・2018年4月期連結業績は、売上高・各利益指標ともおおむね計画どおり、過去最高業績
・主力パッケージ「R+house」好調で2019年4月期予想も大幅増収増益見込み
・2020年までの中期経営計画は順調な進捗。東証1部上場見据え、新たな成長ステージへ
(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹)
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